ちっちゃな種が暮らしいい。

phase-34「ちゃんと今を見て!」

戦闘に汚いも綺麗もない。インパルスの正しい使い方、漸く披露してくれましたかシン! てか、ステラとの初の出会いを覚えていない癖にキラと出遭ったのはどうして覚えてるよ?
議長はもう正直、相当以前からシナリオ通りに動いていると自白しているようなもので…真っ黒とわざわざ付け足すまでもありますまい。「命令通り我が軍のエースにな」って、元からキラをシンに討たせるつもり満々ですな。
ノイマン凄いよノイマン! その操舵技術、神!
タリア、実はアスラン以上に議長の思惑を正確に推察しているか? マリューさんが画面に出てきたとき「やっぱり…」とは、流石ミネルバ艦長、あの頃からある程度推察していたんですかね。
レイ、明らかにシンを操ってますな。にしても君以外フリーダムの弱点に気付かぬとは…いや、タリアも気付いてるか?
アスラン…まあある意味期待通りの行動をしてくれた訳だが…ルナマリアはともかくレイの前で「キラァーーーーーッ!」は拙いんじゃないの? ていうかさ、AAに乗ってるだろうカガリの心配をしてやれよ、ホント。
キラは…これで死亡したことには絶対にならないんだろうな。その扱いが不平等で、腹が立つ。お前が生きてるんならクルーゼが生きてるよ全く!



第34話「悪夢」。誰にとっての悪夢なのか? AAにとっての? アスランにとっての? 世界にとっての? その実、シンにとっての?



アバンが久し振りに燃えた。…中身があって当然の部分に中身がややあったからといって燃える自分もどうかと思うが。
ユウナ、オーブにちゃっかりワープしてるよ! あり得ないし。どうやって辿り着いたか誰か教えてくれ。カガリもユウナが戻っていること知っていそうだったが…?
「いや、オーブだけじゃない。彼らのグローバルカンパニーと関わりのない国などあるものか! それをどうしようというんだデュランダル議長は」
どうしようって? 知れたこと。全ての戦いを終わらせる戦い、それは即ち、地上の統治ですよあなた。それも、ナチュラルが自発的にプラントの旗下に集うような、ね。各国の指導者層をロゴスと繋がるという理由でナチュラルに革命で滅ぼさせることもできる。

議長、議会に一言も知らせずに放送したのか。うへ。やってくれるじゃない? 事前に知らせていたら今日出てきたクリスタさんとかに反対喰らうのは分かっていたらしいな。ノイさんとクリスタさんが「…賛同いたします」「その決断と勇気に敬意を」と言った時、議長ちょっとしてやったりな雰囲気でしたよ。次のカナーバ役はこの人たちか?
「開戦時防衛戦の折り申し上げた言葉を今一度申し上げたい。再び手に取るその銃が、今度こそ、全ての戦いを終わらせるためのものとならんことを」
「我々はもういい加減、こんな彼らの戦争システムから抜け出すべきなのです。我々の本当の敵は、連合でもナチュラルでもない、ロゴスこそを討たねばまた繰り返しです」
いや戦闘にも釘付けでしたが、議長が着々と打ってきた布陣が意図的だと分かるのはいい感じ。

議長は一方でAA撃墜をザフトに命令。
「あれはもはやunknownではない、enemyだ」
おっさんいい感じ。にしても作戦名、エンジェルダウン作戦って…まだユウナの方がまともな名前を付けてくれそうな気がするのは何故ですかね。
AWACSがそのまま出ているのには笑った。哨戒部分が現代のとそう変わらないのはご愛敬か。


ザフト軍に追い込まれる雪上のAA。
「回避!」で本当に回避できるのは、マリューさんの指示が的確だからというよりは舵を預かるノイマンの腕がいいからですな。
「せめて我らのムラサメ隊を!」というに、マリューさんが言う。
「分かるけど、キラ君にもいわれたんでしょう、そうして撃たせるのが目的かも知れないと。ムラサメは一機も欠かさずオーブへ連れて帰ると」
賢明な判断だが、それがキラが言ったという理由のみであればうんざり。
ムラサメ隊が出ればオーブを攻撃する理由をザフトに与えてしまうことになる。ま、正当っちゃ正当な判断、なんだが。
AAは海に出ようとする…西に行けば海がある、ってどの辺だろう?

「今後のこともある、ケツはきっちりミネルバとインパルスに持って貰え…命令通り我が軍のエースにな」
いやいやいや。初めからその予定で組まれた作戦な訳ですか。議長、シンならキラを落とせると算段してのことですか? 明らかにレイを通じて操ってますな。


さて、そのミネルバではアスランがタリアに食って掛かっている。いやタリアが命令出してる訳じゃないから。にしても、タリアは議長を相当に疑って掛かってますね、ある意味ではアスラン以上に。離反フラグか?
「議長が仰ったのはロゴスを討つということです。なのに何故AAを討つことになるんですか! この命令は絶対におかしい、もう一度司令部に!」
「そんなことはもうやったわ! でも返答は同じよ。
その目的も示さぬままただ戦局を混乱させ戦火を拡大させるAAとフリーダム。今後の情勢を鑑み、放置できぬこの脅威を取り除く、これは本国の決定なの!」
いやいやいや、タリアさん既に司令部に確認したって? ほう、内容がおかしいことに当然のように既に気付いていると。流石。
にしても、前は「敵艦として対応!」と言っていたような気がしたんですが…やはり議長をまず疑って掛かるという王道にタリア艦長はいる訳ですかね。

で、その背景でミーアが議長の私室と思われる場所を訪れているんですが…これはやはり、関係ありとみていいんでしょうか。
議長、赤ワインなんか飲んでるようですが…似合うな。

パイロット控え室(?)で戦況を眺めていたレイとルナマリアのところへ、パイロットスーツを着たシンが入ってくる。レイが少し笑いかけると、シンが不敵ににんまり。フリーダムを落とせるチャンスが来たと言わぬ気だ。
その様子にルナマリアがやや退く。

「あなたももういい加減にとらわれるのをお止しなさいアスラン! かつての戦友と戦いたくないのは分かるけど、でも、時が経てば状況も人の心も変わるわ」
捕らわれていたのはかつてのタリアも同じ。しかし既に、議長の心も自分の心も変わったことを、理解し、今落とされようとしている罠の前でしっかりと立ち、見定めようとしている。アスランにないのはその覚悟、なのかも知れない。
「あなただって変わったでしょう! ちゃんと今を見て!」
アスランを叱り飛ばすタリアは、実は一番アスランに近く、色々考えてやっているのかも知れないと思ったり。同じ議長に嵌められる身だからか?
叱責してくれる人は必要よ? アスラン。有難いと思いなさい。
「見たくないというのなら、部屋にでもいなさい。でも、あの船相手ではこちらも死にものぐるいよ」
そう、ばんばんひっぱたいてやって下さいな。


コンディションレッド発令に伴い、行こうとするシンにレイが声を掛ける。
「シン、大丈夫だ。お前なら討てる」
いいコーチと選手な感じですか。議長に踊らされている感がなければのことだけど。
レイの笑顔が、気になった。
「…thank you」と言うシンに迷いはない。ルナマリアが完全に疎外された雰囲気。
そこへアスランがやってくるが完全に敵視されて遮断される。ま、仕方ないでしょうが。
どうも、レイ-シンとアスラン-ルナマリアの組み合わせは決まったようだ。ルナマリアは事情を知ってアスランに肩入れしているようだし、レイはハナから議長の意図通りにシンを動かしているよう。
ミネルバ…先は暗いのか。



ジャミング弾で目眩まし、インパルスを発進させるミネルバ。
いやぶつかるから! 近すぎるから! 正面衝突したらどうするのさタリアさん!
至近距離からのイゾルデ砲を即回避するノイマン…あんた本気で何者だ。ノイマンがいるからAAは保つんだなあとつくづく思う。あの腕がなかったらとっくに沈んでますな。
「あれをかわすとは」
「む。さあて、主役のご登場だ。グラディスの手並み、とくと拝見させてもらおうか」
主役って…シンだよね? シンでいいんだよね? よかった! 主役認定して貰えて! ま、黒だけど。

パイロット控え室で待つアスラン、レイ、ルナマリア。厳しい目のアスラン、それを心配そうに見るルナマリア、一人だけ超然として膝の上で手を組むレイ。…いやそうじゃなくて! 躾がいいんだか知らないが、そんな女の子みたいな座り方しない!

「大丈夫よ、下手に動かなければ当たらないわ。やはり当てようとはしないのね」
タンホイザー壊されたことは許してあげるんですか、タリア艦長。ま、議長の目論見に嵌るよりはAAと話した方がましってことか。
いきなりAAに投降を呼びかけるタリアにアーサーもメイリンもびっくり。戦闘意志のない艦に砲撃を加えるのは自分の意志ではなく軍司令部の意向であることを伝え、投降を勧めるタリア。軍人としてひどく間違っていないとは言わないが、議長という真っ黒な存在があることを思えばそれも一つの解と言えよう。
タリアの声を聞いてやや迷うAA、だがそこにキラの声が。
「海へ! カガリをオーブに、それを第一に」
……いやホント、神はノイマンだけで充分ですわ。てかさ、カガリをオーブから攫ったのはあんただろ? よく言うよ。間違いすぎだから! AAの安全を考えたら投降しても悪くはなかろうに。所詮は「最強の」自分を過信しているキラの、判断ミスか。

マリューさんが通信に応える。それを見たアーサーは「あ、あれは!」と驚き、タリア艦長は「…やっぱり」と回想。オーブで出逢った人がAAに乗っていると睨んでいたか、あるいは逢った時点から既にその背景を察知していたか。ま、アーサーは胸の大きさで覚えていたんでしょうがね。あくまでもアーサーですから。
マリューさんは「願わくば脱出を許されんことを」といって通信を切ってしまう。それを聞いたタリア艦長がやや俯く。もしかしたら、ミネルバだけで戦っていたならそのまま逃がしていたのかも知れない。議長に疑念を抱く、そこで相通じるものがあるようで。
今後、ミネルバがAA側につく展開もありそうだが、できればそうなって欲しくはないと思う。ミネルバはミネルバで、ザフト内で己のすべき事を見定めて欲しい。自分の足元の泉をまず掘ることが大切だから。

ウィラード隊長はMS部隊を再度動かし襲撃を掛ける。それを見たタリアは「ウィラード隊長、何を勝手に!」と抗議。
「討たねば逃げられるわ、そういったではないか奴らは。いかにフェイスといえども、こうまで布いた布陣、無駄にしてそれで済むか。ミネルバがやらぬというなら我らがやる!」
御説ごもっとも。ま、多分ミネルバ単体では今回AAを撃ち落とさなかったろう。そうなったらレイが恐ろしい権力を振いそうだが。

シンはキラを追って種割れ。
「フリーダムは確かに動きが早い、射撃も正確だ。だがあの機体は絶対にコックピットを狙わない。撃ってくるのは決まって武装かメインカメラだ。そこにインパルスの勝機がある」
レイの判断は的確だ。前に白ザクとセイバーを落とされたときのデータをきちんと分析している。負けの経験も参考になるんですよ、シン?

楯でビームを反射させたり、コックピットを狙わないキラに向けてコアスプレンダーで特攻したり、斬られそうになったら自分から分離したり、なかなかやるじゃないかシン。レイとの特訓のおかげですかね。


揺れるAA。両手を拘束されたままのネオ(?)は、「やれやれ。どうして、ここはいつもこう…」と言いかけて自分の言葉に不思議に思ったらしく、「ん?」と不思議そうな顔。
いや記憶が戻るの早すぎだから! そんな簡単に戻るならもっと昔にムウになってるから! 例えばMS乗ったり風呂入ったりエロ本読んだりしたときに戻るから! 記憶の回復ってそんな甘いモンじゃないから!
いやもう頼むから、そのままネオでいてくれ、あんたは。


「あんたは俺が討つんだ、今日、ここでっ!」
シン…オーブでキラと遭ったのを覚えてたのか? ステラとのラッキースケベは覚えていなかったのに? てか、キラと遭ったとき、それがキラだともフリーダムパイロットだとも欠片も知らなかった癖に、どうして今になってそれを回想する? 種割れにニュータイプ属性は付き物なのか?

海岸線が間近になってから、タリアはタンホイザーを起動させる。そのタイミング、タンホイザーの環境破壊に気を使ったと言うよりは、明らかに、AAがもしかしたら逃げ延びられるかもしれない位置まで引き延ばしたように見える。
着水しほぼ潜行開始したAAに向かってミネルバはタンホイザーを発射する。その直前のタリアさんの顔は、当たらないことを願っているようだ。
そんなことは見えていないアーサーが「急げ、潜られたら終わりだ!」と叫んでいる。
発射されたタンホイザーは、恐らく、海面ぎりぎりのところでAAをかすり、大きな爆発を引き起こす。しかし直撃はしていないだろう。…これが真の主人公補正なのか。

同時に、シンはソードを正しく扱って、フリーダムの腹を串刺しに。残念、コックピットはもう少し上だぞ。
爆発の余波から現れたインパルスはぼろぼろだ。その中のシンもある意味ぼろぼろ。種割れしたまま泣き笑いして、もう壊れたとしか言いようがない。
「へっ、ふははっはは、はははっ、ステラ……やっと、これで…っ、はははっ…」
復讐がステラの望み、でしたかね? そんなお願いしましたか?
議長の思惑通りAAとフリーダムを討って、何がそんなに楽しい?


アスランは驚愕のあまり、まともに呼吸もできていない…と思ったら叫びましたよやっぱり!
「キラァァァァァァァアアァアッ!」
いやもう、期待通りというか何というか…いや、そこで叫ぶくらいなら初めからザフトに戻ったりしなきゃいいでしょうに。一つの軍に身を置くことの意味、相変わらず分かっていない様子だな。
大丈夫、キラは残念ながら死んでませんから、きっと。
てかさ、AAにカガリが乗ってること忘れてませんか? 沈んだように見えるAAのことはどうでもいいのか? 全く、いつもいつも貴様の頭の中にはキラしかないのかキラしか! …ないんだろうなあ。
タリアじゃないけど呆れたくもなるかも。
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# by gil-mendel | 2005-06-12 10:02 | seed-destiny

phase-33「彼らこそが平和を望む私たち全ての真の敵です!」

議長…フリーダム消しすぎだよ議長! 演説が真っ黒すぎて笑えるよ議長! どうしてそんなに黒いのだ。コーディネイターとナチュラルとの戦いでは不利だから、ロゴスを仮想敵に仕立ててしまおうと?
ムウ、もといネオは…記憶を取り戻さない方がいいよもう。
シンは何か主人公になったと思ったらどんどん昏い描写が増えて、このままだと暗黒路線一直線なんですが…このまま死んだりしないよな? そうだよな?
レイはもう、議長の意のままにシンを操っている気がしてならない。



33話「示される世界」。それが正しく示されたことを、しかし、意味しない。


今週は諸般の事情により日曜日になってから視聴したため、色々省略します。


シンがステラを冬の湖に沈めるところからアバンが始まる。…守れなかった、それはステラの運命から?
桜貝のペンダントが煌めいてステラが沈んでいく。
「もう何も怖いことなんかない、苦しいこともない…だから…もう何も君を怖がらせるものなんかないから、誰も君を苛めに来たりしないから…だから、安心して、静かに、ここで……おやすみ………守るって、言ったのに、俺、守るって、言ったのに……ステラ、どうして!」
願わくは、遺体が二度と上がることのないように。
俯いていたシンが頭を上げる、その双眼は怒りと復讐に満ちた、悪鬼。
自分の力が足りなくて大切な人をその運命から守れなかった、その時に、恨むものがある人は幸せなのだろうか。それが逆恨みでも、自分を責めるよりやりきれぬ運命を嘆くより、怒りをぶつけられる相手がいれば、少しは気が済むのだろうか。


…あれ? 提供時の音楽が代わっている。シンは完全に主人公から降ろされたと言うことなのか? まさか。
にしても、OPはそのままか。


ベルリンの被害状況は凄まじく、ミネルバは救援に難儀する。それをミネルバから見ているアスラン。
一方、タリアとアーサーも艦橋から被災地を見て溜息をついている。
「でも、討つべき者はさっさと撃ってしまった方がいいのではないでしょうか。でないと、いつになっても終わらないと思います、この戦争」
「…かもしれないわね」
常に一般人代表のアーサーだからこそ、の台詞なのだが。アーサーが一番議長の思惑に嵌り込んでいく一般コーディネイターを表わしていて、笑えてしまう。ま、アーサーだからね。


シンとレイは自室に籠ってPCでフリーダム研究。シンは食事も缶詰で済ませているっぽい。
そこへアスランがやって来るのだが…何しに来たんだ? 本気で。今ひとつ意図が読めない。ステラの死にショックを受けているシンを励ますつもりだったのか? だとしたら、相変わらず不器用な奴だ。
アスランは対フリーダム戦闘シミュレーションに没頭するシンに驚いて肩を掴もうとするが振り払われる。…いや、そりゃ当たり前だから。
そんなにキラを敵にするのが嫌ですかね、アスラン。全く、あんたの頭にゃキラしかないのかよ!
睨み合うシンとアスランの間に割って入るレイが、怖いくらいによく喋る。
「アスラン! シンも控えろ。…アスラン。シンの言っていることは間違っていないと思います。フリーダムは強い。そしてどんな思惑があるかは知りませんが、我が軍ではないのです。シンの言うようなことは想定されます。幾らあなたがかつて共に戦ったものだとしても」
「だが、キラは敵じゃない!」
…あ、言っちゃったよアスラン。
「ああ?」
「何故ですか! ダーダネルスでは本艦を撃ち、ハイネもあれのせいで撃たれたのです。あなただって、あれに落とされたのでしょう。戦闘の判断は上のすることですが、あれは敵ではないとは言い切れません。ならば私たちはやはり、それに備えておくべきだと思います。宜しければアスランにも、そのご経験からアドバイスをいただければと思いますが」
…? シンもレイも『キラ』発言をスルーしてる。搭乗者の名がキラだとは周知の事実なんですかね。
にしても怖ぇ。レイが怖ぇ。続くシンの台詞よりも余程怖ぇ。
「いいよレイ。負けの経験なんか参考にならない」
「何い」
「すいませんアスラン。シンには私から言っておきますから」
いや絶対あんたは何も言わないこと確定だから! そういえばいつぞやの、シンがカガリに無礼を働いたときの処分はあんた預かりじゃなかったのかね? 本気でシンには甘い、というよりシンの情動を操ってそうだ…。
「フリーダムは…俺が倒す」
特に引き留めは致しませんので、是非倒しちゃってください。できれば息の根とか止めといてもらえたら助かります。ただし、倒したらあなたが悪役路線まっしぐらですけどね。残念ながら。そういう世界観なもので。


さて、AAでは仮面の取れたネオが眠っている。
枕元にはマリューさんとマードック、キラ。
ネオのフィジカルデータが100%ムウと一致した…よって残念ながら、ネオはムウの血縁でもクローンでもなく、同一人物。………いや、ありえないから! ムウはとっくに消えてなくなっているはずだから! 陽電子砲直撃してそんな殆ど傷のない状態で生きていられたら陽電子砲の立場がないから!
「やれやれ、いつ少佐になったんだ、俺は」
捕虜になっている時点で降格です。いやそうじゃなくて。てか、仮面が取れてることを気にしろよ。何のために被ってたんだ今まで。オシャレのためなのか? それともあれが記憶埋め込み装置?
マリューさんは思わず泣いてしまう。その背景の音楽を変えてくれたらもう少し感動的なのかもだが。
「な、何だよ。一目惚れでもした? 美人さん」
……………記憶はなくなっても性格は変わらないってあり得ますかね? 人間の人格を構成しているのはその記憶だと思っていたが…。

キラは、かなり以前からネオ=ムウだと感じていたと主張。
えーっと、それは「最高のコーディネイター」にはNT能力もついてますってことでいいんですか? 顔を見たことのないタリアとかメイリンとかまで思い浮かべてたし…ユーレンは一体何処まで何をコーディネイトしたんだ。



ミネルバ格納庫にて、紅白ザク修理中。治るのか?
「ザクはともかくセイバーはなあ」
そう、原型留めてませんから。本気で新品持ってくるべきじゃないかと思います。つっても、どうせまたバラバラにされる予定じゃ、勿体なくて渡す気もしないってとこですかね、議長?

アスランはコアスプレンダーを見ながら、先程のシンの台詞を思い返す。
え? 早速回想? いやその前に、それをどう思ったか描写を入れてくれませんかね。とりあえず、「あんたにゃフリーダムは撃てないだろ!」と言われた気がしているように見えますが。
そこへ未だ怪我の治らぬルナマリアがやってきて、気遣いの言葉を掛けたのに、アスランはその意図が読めず「君は不満そうだな」などと言っている。いやそりゃ「違いますよお」。
元気づけに来たのに意図くらい読んでくれよ。それとも、シンとキラのことばかり悩んで判断力が相当落ちてますか?
「アスランは優しすぎますよ。…そういうところも、好きですけど。…、損ですよ?」
「損?」
おーい。ちょっと待て。「損」の前の言葉、何でそんなにスルーするかね? 完全に思考が自分の固着された部分だけで回ってますな。
「ええ、折角権限も力もお持ちなんだから、もっと自分の思ったとおりにやればいいのにって」
「権限…力…」
しっかりしろよアスラン。忘れてた訳じゃないんだろ?


さて、議長は世界へ向けて全チャンネルで演説を流そうとしていた。
その机、チェスの駒が置きっぱなしになっていますが…イメージ悪くなるので片付けた方がいいと思うんですが、如何?
ついでに…できればこういう時くらい、ミーアの服装は清楚にした方が受けがいいと思いますがね、議長。


とりあえず議長の台詞だけ抜粋。ミーアはカット。
「皆さん、私は、プラント最高評議会議長、ギルバート・デュランダルです。
我らプラントと、地球の方々との戦争状態が解決しておらぬ中、突然このようなメッセージをお送りすることをお許しください。
ですがお願いです。どうか聞いていただきたいのです。
私は今こそ皆さんに知っていただきたい。こうしていまだ戦火が収まらぬ訳、そもそもまたこのような戦争状態に陥ってしまった本当の訳を。各国の政策に基づく情報の有無により、未だご存じない方も多くいらっしゃるでしょう。
これは過日、ユーラシア中央から西側地域の都市へ向け、連合の新型巨大兵器が侵攻したときの様子です。この巨大破壊兵器は、何の勧告もなしに、突如攻撃を始め、逃げる間もない住民ごと3都市を焼き払い、尚も侵攻しました。我々は、すぐさまこれの阻止と防衛戦を行いました。残念ながら、多くの犠牲を出す結果となりました。
侵攻したのは地球軍、されたのは地球の都市です。何故こんなことになったのか。連合側の目的は、ザフトの支配からの地域の解放ということですが、これが解放なのでしょうか。こうして住民を、都市ごと焼き払うことが!
確かに我々の軍は、連合のやり方に異を唱え、その同盟国であるユーラシアからの分離・独立を果たそうとする人々を、人道的な立場からも支援してきました。こんな得るもののない、ただ戦うばかりの日々に終わりを告げ、自分たちの平和な暮らしを取り戻したいと。戦場になど行かず、ただ愛する者たちと共に在りたいと、そう願う人々を、我々は支援しました。
なのに和平を望む我々の手を跳ね除け、我々と手を取り合い、憎しみで撃ち合う世界よりも、対話による平和への道を選ぼうとした、ユーラシア西側の人々を、連合は裏切りとして有無を言わさず焼き払ったのです、子どもまで!
何故ですか! 何故こんなことをするのです! 平和など許さぬと、戦わねばならないと、誰が、何故言うのです! 何故我々は手を取り合ってはいけないのですか!!」


「なのにどうあっても、邪魔しようとする者がいるのです。それも古の昔から。
自分たちの利益のために、戦えと、戦えと、戦わない者は臆病だ、従わない者は裏切りだ、そう叫んで、常に我らに武器を持たせ、敵を作りあげて、討てと指し示してきた者達、 平和な世界にだけはさせまいとする者達。このユーラシア西側の惨劇も、彼らの仕業であることは明らかです!
間違った危険な存在と、コーディネイターを忌み嫌うあのブルーコスモスも、彼らの作り上げたものに過ぎないことを、皆さんはご存知でしょうか。
その背後にいる彼ら、そうして常に敵を作り上げ、 常に世界に戦争をもたらそうとする軍需産業複合体、死の商人、ロゴス!
彼らこそが、平和を望む私たちすべての、真の敵です!!」

「私が心から願うのは、もう二度と戦争など起きない、平和な世界です。
よってそれを阻害せんとする者、世界の真の敵、ロゴスこそを、滅ぼさんと戦うことを、私はここに宣言します!!」



流した映像にフリーダムもAAもなく、デストロイを倒したのはまるでインパルスであるかのような描写。情報の捏造、それはザフトのイメージを上げるためと、ついでに、AAを落とす下準備のためか。
デストロイを守ろうとしたザフトの機体がいたなどとは発表できまい。
その映像を見たシンは拳を握りしめ、アスランはフリーダムが消されていることに気付く。
…あの場にいたミネルバなら、加工された映像だと分かってしまうだろう。ということは、議長は真実を知るミネルバも消すつもりなのか?  …ありそうだ。タリアが怪訝な顔をしているぞ。

ロゴスの顔写真の中にアズラエルの親族と思われるものがあったり、unknownとなっているものがあったり…恐らくは議長自身がロゴスとかなりの関係を持っているのではないかとも思う。
unknownのところに入るべきは議長…だったら笑えるかも。
いずれにせよロゴスが10人弱で納まるとは考えにくいので、今後メンバーの公表が相次いで行なわれ、世界を混乱させていくのではと思われる。

議長は敵をひとつに描いて見せた。
「コーディネイターとナチュラルの共通する敵」ロゴスを。
ロゴス、すなわち軍産複合体を操る者個々人が明らかになり、それを倒す戦いをと投げかければ、寧ろ世界は混乱し、またそれに乗じて「これはロゴスの一翼を担うもの」として無関係なものを倒す言いがかりにもなるだろう。
そこにこそ大きな罠がある。
「敵」が完全に一つしかないなどということは、ない。
ロゴスと繋がる軍産複合体を潰せば兵器の供給源はザフトのみになる。議長が19話で語った物語に明らかにザフトが省かれているのは、寧ろ意図的だ。
完全に戦争を終わらせる、それをpax plant、プラントが世界の警察となりプラントの統治の元にある平和によってもたらせると考える議長は、人が誰しも嵌る落とし穴に嵌っていっていると言って良いだろう。


敵とは誰なのか、がやはり今作のテーマなのだと思う。
「…敵って誰だよ」(アスラン)
「じゃあどことなら戦いたい」(ハイネ)
「だがキラは敵じゃない!」(アスラン)
「敵を間違えないで」(タリア)
「撃ってはならない、自身の敵ではないものを!」(カガリ)
必要なのは「敵を見定めること」ではなく、もしかしたら、「敵を求めないこと」なのではないかと思う。
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# by gil-mendel | 2005-06-05 19:29 | seed-destiny

phase-32「共闘できればとも思うけど、難しいわね、今となっては」

"正義の味方"が許せない、そう思うときはある訳で。
強すぎるよムラサメ、今までは何だったんだ! それともAA補正か?! ネオも仮面都合良く外れすぎ! てかキラはムウだと気付きすぎ! 他に気付くべきことあるだろうが!
議長、この筋書きを実は書いていたのはあんたなのか? 議長真っ黒だよ議長!


第32話「ステラ」。救いのない、世界。


アバンは燃え盛るベルリンから。
デストロイはロシアから西進。どうやらユーラシア中西部にはザフト軍が駐留済みだったらしく(いつだよ!)、そこをバリバリと焼き払うデストロイ。人死にすぎです。
ザフト側が「ここでくい止めるぞ!」とか言うものの、全く歯が立たずあっさりと撃破されていく。

ジブリールがそれを見ながら、「どうです、圧倒的じゃないですかデストロイは!」とロゴスの面々に自慢。…今回、どこぞで聞いた台詞が妙に多いようで。ロゴスの連中が呆れているじゃないですかジブリール君。
焼きゃあいいってもんじゃないんですよ焼きゃあ。そのあと地球を統治する上で賛同が得られない方法を採ってどうする。恐怖政治は倒される、これが世の習いなんですよ。

天を切り裂いてビームが奔る。デストロイの前に飛来するフリーダムとAAの、この正義の味方的扱いはどうよ?
ネオがステラに、「そいつはフリーダムだ、手強いぞ」と声を掛ける。…ネオよ、ステラのことしか考えてないだろう? スティングはどうでもいいんかいスティングは。
そしてステラがデストロイを変形させるんだが…多分MS形態の方が戦闘力も高くなるんだろう、そういうことにしておこう。観ている側も「これは…MS」って、今まで何だと思ってたんですか! 壁か? 使徒なのか?



相変わらずベルリンを薙ぎ払っていくデストロイ…いやステラ。一方、活躍させてもらえないスティングは機嫌悪し。まあな、デストロイの方が搭乗者の安全性は高いだろうというネオの考えは分からんでもないが。それとも本気で適性か? スティングはあそこまでバーサーカーモードには入れないだろうって?
デストロイはAAのゴットフリートもあっさりはじき返し、キラも苦戦。
それを見てカガリが自分も出ると言う。さらにアマギらオーブ兵も「この戦い、オーブのためのものではありませんが、それをただ見ていることなどできません」と参戦を主張。傍観は時として罪だと思うが、それを連合が知ればオーブという国そのものがどう捉えられるか、考えてのことなのだろうか? カガリ単機であれば言い訳もつくだろうが…。
「いいの?」とカガリに尋ね心配そうに見送ったマリューさんだけが、少し考えているように思えた。


舞台は一度プラントへ。
退避勧告も何もないままデストロイに都市駐留軍の殆どが壊滅させられたという情報に、最高評議会は色を失い、駐留軍の撤退をと議長に進言する。ていうか、思ったより駐留軍多いんじゃありませんかね、議長? ユニウスセブンの被害から救う名目で随分地球に軍を送り込んでませんか? あれを落としたのもそもそもあなたでは? 正に計画的な、まさしく計画的なあなたの構想のままに進んでいるんですね。
議長は「だが、下がってどうする。下がれば解決するのかね?」と一喝。
うっと詰まる軍高官が気の毒。…そりゃ、下がって解決する訳じゃないですが、あれは手に負えませんわな。
「ミネルバは! 今どこにいる!」と議長が叫んだとき、そのミネルバはギスギスした人間関係をそのままにお花畑の上を飛んでいました。アルプス越えか?
「艦隊司令部の命を受け、現在ベルリンに向かっております。しかし現状あの船も戦力に乏しく、送ったところで」
「かもしれんが、だがやらねばならんのだ! 誰かが止めねば奴らはますます図に乗って、都市を焼き続けるだろう! そんなことは決して許されるものではない!」
…ええと、議長。そりゃそうですけどさ。勿論そこにザフトがいるから都市が焼かれるということは先刻ご承知だということを前提と致しますと、焼かせないためにはまず撤退では? いやいや、シンの力ならデストロイを止められるとお考えなんですかね?
あくまでも地球の人々の感情をプラント側に寄せることに熱心な議長がある意味凄いと思いましたね。地上のザフト軍は(基地残留部隊を除けば)相当壊滅してるんですぜ? そのうち軍から離反を喰らいませんかね? まあ結果良ければ全て良し、なんだろうけれど。
にしても、議長が苦悩してそうな顔をしながら欠片も慌てていないのに笑った。あらゆる意味で議長の筋書き通りなのか。デストロイ情報も事前に得ておきながらその時点で壊す手を打たず、破壊させるがままにしておくとは…ステラを逃がすシンにレイが荷担したのも議長の筋書きの上なんだとでもいうつもりか? あんまりだよ、議長…。


ストライクルージュとムラサメが射出されていく。カガリのためというよりは明らかにミリアリアのための演出。ま、ラクスの声が入るよりも余程安定しているから良しとしましょうか。

フリーダムと戦闘中のスティング。「MSの性能で全てが決まる訳じゃねえ!」…いやその台詞は言わない方がいいかと。洒落にならんし。
そこへやって来たムラサメ3機がカオスを攻撃。まあ確かに、MSの性能が全てじゃない、それは自分自身にも言えることだと。


ベルリンの現場にミネルバ到着。そこにフリーダムやAAがいるのを見て衝撃を受けるタリアたち。
「流石正義の味方の大天使ね、助けを求める声あらばってことかしら」
タリアの声が皮肉たっぷりに聞こえる。あの艦には主砲を破壊されるなど酷い目に遭わされている、しかもどちらつかずの行動を戦場で起こされて痛い目にも遭っている、もううんざりと言いたいところではあろうか。
にしても、タリアのコンディションレッド発令を聞いて「は、はい!」とアーサーが直立不動したのがおかしかった。本気で和み系キャラですな。
おや? またメイリン横に戻ってませんかアーサー。タリア横は前回怒られたのかね?


待機室にて、シンとアスラン、ルナマリア、そしてレイ。皆座っていたのにレイだけがずっと外を見ている。シンのみがパイロットスーツで、コンディションレッド発令を聞いてそこから出ていこうとする。
そこへタリアから指令が入り、AAが現場に既にいて地球軍と交戦中と告げる。それを聞いて思わず「キラ…」と呟くアスラン、そのアスランを見遣るルナマリア(裏事情を知っているからか)、「何で奴らが!」と怒るシン。
「思惑は分からないけど、敵を間違えないで。戦力が苦しいのは承知しているけど、本艦は何としてもアレを止めなければなりません。…司令部はあなたに期待しているわ、お願いね」
あれほど逆らったシンに、そう声を掛けねばならないタリアの声は、勿論穏やかではない。それでもフリーダムと戦闘を始めかねないシンに釘を差し、やる気を出させようとする上司…本気で大変だねタリア艦長。部下も上司も訳が分からん中で、よくやってるよ。
シンは去り際にアスランを一睨みしていく。俺が期待されてるんだ俺俺!な感じ。「シン、」と呼びかけて威圧されてしまい黙ってしまうアスランが不憫。もしかしたら、キラはこんな奴でと説明をしそうだったか?
厳しい顔で振り返るレイが、だが一番意味ありげだった。台詞なしの癖にAパート最後でそんな意味ありげな感じ出されても怖いだけだぞ! それとも何か? デストロイにはステラが搭乗している、だからシンはステラとの対決になると知っていてか? …まあ、議長から大概のことは聞いている位置にいるのだから知っていてもおかしくはないが…だとすると、皮肉だな。
それともあの視線はアスランにか? だとしたら、キラの名前をうっかり口にしたアスランに対するものだということか?


キラは対デストロイ戦にてさっさと種割り。
AAはキラ劣勢をみて慌てる。「市街地だからローエングリンも撃てないし」いやいや、殆ど壊滅してるんだしこのままにしておいたらさらに壊滅するんだからいっそ使った方がよくありませんか? AAはミネルバとは違って環境破壊はしないとでも?
ステラへの攻撃を見ていたネオが「くそお、やらせはせん!」と介入。ここでこの台詞が使われるとは思いませんでしたわ。
ウィンダムを見たキラは「あのウィンダム…何で?!」と、何かに気付いた様子。それは種割れ状態だからネオ(=ムウ)を感知したとでも? いや、ピキーンも何も無かったんですが…戦い方の癖で感知ですかね? 或いは、何であんな変な色、とでも?
フリーダムの攻撃は悉くデストロイに弾かれる。便利なシステムですな。
ステラは「怖いものは皆なくしてしまわなきゃ」というネオの言葉を思い出しては地を炎で薙いでいく。

そこへインパルスとAAが参戦。
マリューさんはAA現るの報に危機感を覚える。まあそりゃ、以前のことがありますしね。
タリア艦長は冷静だ。「共闘できればとも思うけど、難しいわね、今となっては」
殺し殺された過去があればあるほど、例え共通の敵がいたとしてもそう容易く共闘などできないのが人間だ。謝罪もしてこない相手と何が共闘だと、言いたくなるのが人情だ。そこに崇高な目的があり、そのためには手を携えるのが圧倒的に有利だと分かっていても、とても共闘になど踏み切れないのが我々だ。まして、ミネルバの被った損失は相当なものだったのだから。
目的を同じくするはずなのに共闘できない、それは、人の弱さでもある。
だがそれでもタリアは戦う相手を間違えるなとシンに申し渡している。それは正しい判断だと言えるだろう。戦況上、完全な共闘など無理でも、少なくとも無駄に味方の可能性があるものを撃たない、それは大切なことだ。


シンはデストロイの脚を狙う。図体が大きなものの脚部を狙うのは間違いではない。しかしステラが搭乗していると、シンは知らない。
だが、ステラでなかったらいいのかという疑問は、やはり拭われることはないだろう。エクステンデッドが搭乗しているとは当然想定がつくはずで、ステラと同様の身の上の人間がそこにいるだろうと、シンは何故思わないのか?
ステラが放つビームの間をかいくぐり、シンは真っ直ぐコックピットあたりへ飛び込んでいき、そうしてサーベルで切り裂く。…どうして他のMSにできないことがシンにできるのかよく分からんが、まあ主人公だから、ザフトのエースだからということにしておこう。
恐怖に怯えたステラは半分泣きそうになりながらまたもや地上を薙ぎ払う。…ある意味、何度薙ぎ払われてもまだ全滅していないベルリンは素晴らしい都市かも知れない。同じビル群が幾度も壊れては直り壊れては直りしているような…気のせいか?

「どうしてこんなことを…何でそんなに殺したいんだぁっ!」
シンの叫びは泣きながら怒るステラに届かない。再度デストロイへ飛び込もうとしたシンに、いきなり横からネオがウィンダムでタックルを掛けてくる。「何を!」と怒るシンに、「あれに乗っているのは、ステラだぞ!」とネオが叫ぶ。
…え? ネオさあ、インパルスの搭乗者がシンだって知っているからそう言う訳だよね? いや、一応「約束…するよ」って言ったじゃないか? 今そういった瞬間にシンに約束違反で倒されてもおかしくないんじゃ?
だが何故かシンはネオに怒りを向けるのではなく、自分が殺そうとした相手がステラだということに強い衝撃を受けて固まってしまう。都合良くデストロイのコックピット付近も程良く裂けていて、そこからステラの顔を視認できる。いや都合良すぎだから。ちなみにこの時点でステラのパイロットスーツには破片がかなり突き刺さっていて痛そうだが、何故か血は出ていない。不思議だ。

空中で動きを止めてしまったインパルスからウィンダムがやや離れる、それを見たステラがネオの危機と思ったか一歩前へ出る、そこへフリーダムが追い打ちを掛けてコックピット付近がさらにやられる。この一撃でかなりのダメージを受け、デストロイは倒れかける。
キラがシンに、「何をやっている、的になりたいのか!」と叫んでシンが唖然とする。シンは時々的になってしまう人のようですな。それでもシンは動けない。当然といえば当然ですが。
ミネルバから見ていたタリアらは何故シンが動かないのか分からず茫然。

キラはマリューに「こちらを頼みます!」と言ってネオを達磨に。ネオは墜落、コックピット部分だけうまく外れて吹っ飛んだ後機体が爆散、さらに都合良く仮面も外れてネオは地上に放り投げられる。
そこへ近づくAA…キラは搭乗者の回収まで頼んでいたっけか? 落ちているものなら何でも拾う、それがAAなのだとでも?
画面に映る男の顔が見えないのに、マリューさんは悲痛な声を小さく上げる。それは明らかに、誰だかを見分けた様子で。
…体つきや髪の色、その他様々なものにマリューさんはいつもムウを探していたのではないかと思えるほどの反応の早さだ。多分、そうなのだろう。
人が大切な人の死に慣れるのは、時間が掛かる。死んだと分かっていても、ついその面影を探してしまったり、その人がいるかのように振る舞ってしまったりもする。吹っ切れて新しい人生を歩んでいた訳では、なかったということか。


一方、固まったままのシンにはタリアから叱咤が飛ぶが、最早シンの耳には入っていない。
ステラはネオが死んだと思って泣く。
スティングは戦況不利のため退こうとするが、ムラサメ3機の前に爆散。
それを見たステラはさらに発狂、泣き叫びながら地を焼く。シンの「やめるんだステラーっ!」の声も届かない。
そこへキラが来襲、デストロイへ撃ちかかるが弾かれる。飛び退いたキラにシンが「やめろおおっ! 知らない癖に、あれは、あれはっ!」と叫びつつ斬りかかる。その声にミネルバ一同ははっとなる。…レイ、頼むからそこで一人だけ既に知っていたような顔で振り向くのはやめてくれ。
「ステラ、ステラ! 俺だ、シンだよ!」と叫びながらシンはデストロイの砲の間を縫って、今度はサーベルを構えずに近づく。それに怯えて指からビームを放とうとするステラ。
「大丈夫だ、ステラ! 君は死なない! 君は俺が、俺が守るからぁっ!」
守る、という言葉にシンを思い出すステラ。「シン…」と呟いて微笑み、伸ばしていた攻撃の腕を、下げる。
そして、何故かステラが幽体離脱し、同じく幽体離脱したシンと裸で抱き合う。でもそれは、多分シンのイメージの中のことなのだろう。
物音にステラが我に返ると、そこには、コックピットの合間からインパルスが、そして事態が読めず立ち尽くしていたフリーダムの機影がさらに後ろに見えて、「ネオを殺した敵」であるフリーダムがステラを再びパニックに陥らせてしまう。
うーん、こうして見るとちゃんとフリーダムも悪く見えます、ね?

再び地を焼こうとするデストロイに、タリアはトリスタンを撃つことを決める。射線軸にはインパルスがいるような気もするが、そんなこと構っていられる事態ではない。ま、正しい判断かと。誤射もあり、ってか?
シンはデストロイの砲ど真ん前に陣取ってステラに呼びかける、それでもステラはもう止まらない。撃つ寸前、フリーダムがデストロイを倒し、デストロイは爆発、戦いは終わる。


地上に降りたマリューさんはネオの顔を確認して激しい衝撃を受ける。ムウにあまりにも似ているから。
…いやぶっちゃけ、皆顔は似てますけどね。先日はタリアとカガリとレイの区別も髪でしかないことが発覚しましたし。寧ろこれだけ髪の伸びているネオをマリューさんが判別できるのが不思議。いやいや。


一方、シンは絶命寸前のステラを抱いている。ステラの胸元には、あの貝殻に糸が通されてペンダントに。誰がしたのか…もしかしてネオですか?

ステラは息が絶える前に、再び目を開き、シンの名を呼ぶ。そして、「…すき……」と言って、シンの腕の中で息絶える。シンの絶叫は届かない。
妹を失ったときがシンの中で重なって、戦場で再び彼は絶叫する。


マユとステラは根本的に違う。ステラは自らの純粋な意志であるかどうかは別にして、相当な数の人を殺し、都市を壊滅させてきたのだ。それが許されることとはとても言えない。シンは、ステラが、そして自分が殺した沢山の人の痛みをも想像すべきだ。ゴミのように人を殺す、それは当然、殺されている側がいるのだから。
ネオが約束を守ってステラを戦場に出さなかったら? だがそうすればメンテナンスベッドなしに生きていけないステラが連合から見捨てられ、死は免れまい。
死ぬのは嫌、そんな言葉でステラを操っていたネオにしても、所詮は駒に過ぎない。この後キラとネオとはシンから怨みを買う身になるのだろうが、それも含めて運命だということになるのか。
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# by gil-mendel | 2005-05-29 00:33 | seed-destiny

回避お願い!

まあね、いつかこんな日が来るとは思っていましたよ。でもなあ。
死者が蘇ったり人がワープしたりいきなり設定変更したりする、そんなのは車田御大のお家芸だと信じていたんですが、たった1年しかないTVアニメでそれをやりますかね、seed-destiny、いやデス種。最初から練りに練って、最終話までのストーリーを確定させてから作れっての!

以下は今のところ出てきたこの先のあらすじ等に対しての呟きです。適度に回避お願いします。









・等号確定
不可能を可能にしすぎだろ! 全世界の戦死者に謝れ! アウルとトダカに謝れ!
…冗談はさておき、ネオのやって来たことはAAとしては許してはいけないことだと思います。それを、正体が分かったからと言って、罪を問わないなら…本気でAAなんか沈んでしまえ。
人は身内にしか優しくない、それを正義のような顔をしてやっているのがAAで、それを正義に描くアニメってどうなんだろうと。

・レジェンド
ZGMF-X666S って、その数字…悪役確定ですか。黙示録に従えばその数字は第二の獣が自分の名として人の額または右手に押させた刻印なわけですが。
レイ専用機なら、ついでだから白にしてやったらよかったのにね、議長。
にしても、プロヴィデンスによく似ている…。宇宙では強いだろうな。地上で使えるかどうか。でも受領するのは地上に於いて…むむむ。
legend、伝説という意味かと思っていたら、伝説(神話)的人物、銘などの訳もありました。まあ素直に伝説と取るか。ラテン語では「読まれるべきもの」だそうで。

・脱走
だーかーら、それをタイトルに持ってくるってどういうことですか? 漸く浮上かと思ったら、その原因はキラって…いや全く。
脱走してAAまたはエターナルにいくしかないんでしょうが、あれだけ啖呵を切っておいてそれはどうかと思いますがね。
てか、AAが正義と見なされる、それに非常に納得がいかない今日この頃です。
単純な二項対立の図式を越えて描いてくれるんじゃなかったのかい! それとも何か? 主人公が悪役側のガンダムって珍しいでしょとでも?

・設定変更?
まだ噂の域だが…これでメンデルを消化しなかったらただじゃおかんぞ! 伏線貼っておいてなかったことにしますじゃあ、洒落になりませんぜ。
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# by gil-mendel | 2005-05-25 05:27 | deliramentum

phase-31「ただ祈って明日を待つだけだ、俺たちは皆」

議長! 本気で通常の処分でお願いします!!!!!! いや、ガキが増長してるから! てか、ポーンを進めてんじゃねえよ議長! ステラがデストロイに乗ることを見越してか? タリア艦長、是非議長の首をバズーカで一発やってくれ!
シン、無駄に増長してんじゃねえ! カッコ悪いだろーが! てか無駄に人を信じすぎ! 他に信じるべき人間がいるだろ? お前の主張が通じたんじゃなくて単に議長の手駒なだけじゃねえか莫迦!
レイ、あんたも実は薄命なのか? そうなのか? つうか悟りすぎだよ…早死にするぞ、そんなんじゃ。てか、実はアスランが嫌い?
マリューさん、折角の回想なのに、その相手はまだ存命していて世界を焼き尽くそうとしているなんて…気の毒だ…。
アスラン、わざわざ営倉にまで来て、他に言うことあるんじゃねえの? ただ行動すればいいってもんじゃないだろうに。
そして今回一番株を上げたのは実はカガリ。演説、なんだかんだ言ったって格好良かったよ! だが、全ては行動と結果によって判断される。これからに期待してるよ、カガリ。


第31話「明けない夜」。どこにも解などないのかも知れなくて、駒たちはより愚鈍に或いは前だけを見つめて、盤の上を決められた道とは知らず見えずに祈りながら歩いていくしかないのか。


アバンは先週の復習から。レイが強い(笑)…あれ? レイ、先週警備兵を殴り倒す前にそこにいたか? むう、過去はこのようにして書き換えられていくものなのだな…。てか、確かに先週いた位置よりも今週いた位置の方が密かにつけてきていたなら妥当だけど…こういう時にこそ「終わったことは終わったこと」だと言ってほしいね。全く。


シンが帰投して捕縛されるところから今週は始まる。艦長室に連行されていくとその前にアスランとルナマリアが。この二人、何かを話し合っていたという雰囲気ではなく…、時が時なら話すべき話題があっただろうに。


「覚悟はできている、とでも言いたげな顔ね」
いや艦長、明らかに謀反顔ですから! 覚悟のできている奴はこんな顔しない、もっと表情が静かなはずです。作画が間違いなのか艦長に人を見る目がないのか…どっちだ。
即刻銃殺でもよさそうなものだがとりあえずシンに理由を尋ねてみるタリア。そんな丁寧に扱ってやる必要ないですよ艦長。
なのにシンには聞く耳がなく、「艦長もそれはご存じだったと思いますが?」とか「艦長たちだって同じですこれじゃあ!」とか、感情論で反抗。ガキですね全く。
当然タリアは激怒。「シン、口を!」と言いかけたアーサーを手で制して(いやもうアーサーが気の毒(笑))、「だからって、あなたのやったことが認められる訳ではないわ」と突っぱねる。
「この件は司令部に報告せざるを得ないわ」とタリアが言う、そのタリアの心労も考えてみたことすらなさそうなシン。
…やってらんないよね、全く。議長の密命は頭越しにレイに下るし、シンは先のことどころか艦全体のことなど考えても見ないようだし、アスランは無駄に落ち込んでるし、ルナマリアは役立たずだし…。艦ごと処分されることも考えてくれ給えよ、シン。
ま、シンを平手打ちして済むものなら叩きたいわな。代わりに机を叩いてみるタリアさんだが…それはやはり、大人げないかもですよ。


営倉はレイとシンが壁一枚を隔てた格子の中。格子が妙に広くて、多分あれなら余裕で抜け出せるような気がする。
「ごめん」と謝ったシンにレイが言う、「何がだ」と。「お前に詫びてもらう理由などない、俺は俺で勝手にやったことだ。……無事に返せたのか?」「うん」「なら、よかったな」「ありがとう」
シンはレイに対しては一目置いているのだろうと思う。この実力主義者が何故?と不思議にも思うが。「気にするな、俺は気にしていない。お前の言ったことも正しい」とか「何にせよお前が艦を守った」とか、シンを肯定してくれるからなのだろうか。
さて、レイは果たして、本当に「勝手にやった」のだろうか。勿論ここではシンに謝られる筋合いはないよという意味で言われている言葉だが、妙に引っかかるものを感じる。

そこへアスランが現れる。営倉なら、鍵くらい掛けとけよザフト兵! そんなんだから殴られて速攻気絶したりするんだよ!
「彼女のこと、君がそんなに思い詰めてたとは思わなくて」と言うアスランに物凄く素っ気なくシンが言う。「ああ、別にそんな思い詰めてたって訳じゃありませんけど。ただいやだと思っただけですよ」
うへえ。
正直、ここでアスランがちゃんとハイネを殺したのが誰かを思いだしてくれるとは思っていなかった。てか、もう1話前にしておくべき回想だと思いますが如何?
「彼女は返すべきじゃなかったのかも知れない」とアスラン。…未来を知っていればそういう回答もまた然りなんだが、。
シンが「分かってて軍に入った俺たちとは違います!」と言ったときの、レイの表情が厳しいのが気に掛かった。生い立ちは自分のせいじゃない、けれど軍に入ったのはレイにとっては自らの選択なのだろう。生き方を議長に委ねているにしても。
シンはネオの「約束」を信じている。落ち着いて考えれば、今までステラを運用していた側なのだし、ステラの生命維持機能が軍に頼りっきりなのだから、地球軍と離れてはステラが生きていられないだろうことくらい、分かったって不思議じゃないのだが。
シンとアスランの口論を冷たく収めたのは、レイだった。
「シン、もう止めろ。アスランももういいでしょう。今そんな話をしたって何もならない」
「レイ」
「終わったことは終わったことで、先のことは分からない。どちらも無意味です。ただ祈って明日を待つだけだ、俺たちは皆」
……レイは、知っていたのではないだろうかと、思う。デストロイが地球軍で開発されていること、ステラがそのパイロットに適していることを。戻したとてそれに乗るしかないことを。
それでもシンを行かせてやったのなら、レイは……。


シンのデータを見ている議長。シンと一緒に表示されているMSはインパルス、地図は…どこだ。その机の上には白のポーンとナイトの駒が。位置からして、シンに重ねられているのはポーンのよう。すると、ナイトはアスラン…? 大穴でレイとか。
議長は比較的無表情でPCに向かっているのに対し、タリアは相当な怒りの表情のまま机に向かっている。


部隊は変わってロシアにいる地球軍空母ボナパルトへやって来るファントムペイン。要はここでデストロイを作っていたということなんだろうが、何故ロシアなのやらさっぱり不明。ロシアを灼いて意味がありますか? 連合の考えはよく分からん。
スティングがネオに食って掛かる、ステラの記憶がないためなのだと思うと哀しい。
「いいんだ、君らは知らないことが多すぎるんでな…今更、それも知らなくていいことさ」
ネオの呟きが冷たい空気の中に消えていく。


ジブリールはネオらにユーラシア西部をデストロイにて制圧することを申し渡す。
それを思いながらシャワーを浴びるネオ。マスクを外しても顔は見えない、ただ傷だらけの身体が披露されるのみで。…ええと、そこには目があって然るべき場所だと思うんですけど…何故に肌色べた塗りよ? その「あるはずの」目から流れ落ちるのは、湯か涙か。
涙だと、実は記憶があるムウなんていうことになったりは…しませんよね? ま、少なくともステラを戦場に赴かせることを好きでやっている訳ではない、と理解したい。ええ願望ですともさ。


スカンジナビアのフィヨルドドックに向かう途中のAA。…ええと、クレタからどんなルートを使って移動しているのかお教え願えませんかね。
温泉って…寒いからつけたんですか? じゃあオーブ脱出時にはAAには温泉はなかったと? 脱出してから海の底でつけてたなら本当にAAは莫迦。…いやいくらなんでもそりゃないだろうと。
まあこんなことを言ったミリアリアには当然温泉入るイベントが待っているはずだ(笑)。


カガリはオーブ軍脱走兵達と語らっている。声もすっかり明るくなって、あれだけ大泣きしていた人物と同じとは思いがたい。オーブ兵に力づけられたか。
「私は未だ、そういったものに守られているだけだ、あなた方のことにしても。だが、ならば今はそれに甘えさせてもらい、いつの日かきっと、その恩を返す。未だ間に合うというのなら、お父様のように、常に諦めぬよき為政者となることで!」
漸くカガリが自分の立ち位置を見出したかと思うと、ほっとする。
自分を立たせてくれているものに気づき、何を為すべきか見出し、運命に立ち向かおうとする姿は、尊い。
「私もなるべく早くオーブに戻りたいと思っている、あなた方やクレタで死んでいった者たちのためにも。だから今少し、今少し待って欲しい、そして時が来たら、その時は私に力を! オーブのために、頼む!」
兵に頭を下げるカガリ、そしてそれを期待を込めて見遣るアマギ。
彼らの物語は、AAとはまた違う道を歩んでくれるのかも知れない。
まずは自らの足元を掘れ。


吹雪く海を見ながら、トリィを肩に乗せてぼんやりするキラ。そこへマリューさんがやってくる。
キラ…頼むから、今そういう悩み方をするのはおかしいと気付け。今更考えたってあんたが殺した人は還ってこないんだよ! てか、思考回路をアスラン中心にするのはやめてくれたまえ。アスランと戦うかどうかが問題なわけじゃないだろ?
「大切な人がいるから、世界も愛せるんじゃないかって、私は思うの。きっと皆そうなのよ。だから頑張るの、戦うんでしょ。ただちょっとやり方が、というか思うことが違っちゃうこともあるわ。その誰かがいてこその世界なのにね」
マリューさんの台詞に被る、ムウの散り際。
もう彼女にとって、一番守りたいものはいないのかもしれないと思うと、少し切なかった。…これで姿を変えて生きているなんてことになったら…寧ろ大顰蹙なんじゃないかと。
不可能を可能にする男は、あそこで散った、そうしておく方がマリューさんのためじゃないかと思った。


さて、超巨大MSデストロイにステラが搭乗。
シンと交わした口約束を軽く回想しながらネオはステラに「ステラもこれでまた、戦わないとな。でないと怖いモノが来て、私たちを殺す」と囁く。
戦うことによってしかステラを生かす道はなく。
兵器である限り、死ぬまで生きてはゆけるけれども。


修理中のミネルバに暗号電文が。
「わからないわね、普通に考えれば銃殺だけど、シンのこれまでの功績を考慮してくれれば、それだけは…」
タリアさん、あれだけ反抗的なシンのことをそれでも命は惜しいと思ってやっているのに、その気持ち、シンには伝わらないんですね。
「『エクステンデッドが逃亡の末死亡したことは遺憾であるが、貴艦のこれまでの功績と現在の戦況を鑑み、本件については不問に付す』」。
アーサーが電文を読み上げる声に、議長がにんまり笑いながらチェスの駒をまた一つ進めるのが重なる。駒は白のポーン。
ポーンはミネルバかと思っていたが、実はシンなのか。
てか、ステラはシンが逃がしたのであって、ついでに言うと生きてますから! タリアが事実を歪めて報告したとは思いがたいので、恐らくは議長がこのように事実を歪めたのではないかと。いやそれは、アーサーでなくともびっくりしますがね。
前回でレイは独断で荷担したと主張していたが、それもどうやら怪しくなりましたな。


デストロイ、発進。
Gigantic Unikateral Numerous Dominating Ammunition って…いや、最後のMが無理矢理過ぎますから! どーしてもOSをガンダムにしなきゃならんかったんですか?
ステラが画面を見てにっこりする、そこに「生体CPU、EQ値良好」とアナウンスが流れてきて…、彼女は所詮、兵器に過ぎないのだと思い知らされる。
スティングが「何で俺にはあれくれねえんだよお」とネオに絡む、それにネオが「適性なんだ。ステラの方が効率がいいと、データ上でな」と告げる。
その声が少し苦く聞こえた、様な気がした。

圧倒的な破壊力で都市を壊滅させていくデストロイ。その強さにスティングがビビる。
バビやら何やらが立ち向かうが、蚊か蠅のようにあっさりと捻り潰され叩き落とされ、都市は灰燼と化し。
ステラじゃなくてもデストロイは動かせたかも知れない、だが、結局ステラがデストロイに搭乗し大殺戮を行なうことを、シンは自分の責任と受け止められるのだろうか。
約束が破られた、しかしそれは容易に予想のつく範囲だったといえるだろう。考えれば分かることなのに、若さ故か自己過信故か、シンは考えようとしていない。
祈るしか、ないのか。我々は。


シンは営倉から出されても、何故そのような計らいがなされたかについて考えようともしていない。艦長室に連れてこられてはタリアをすごい視線で睨み付け、アスランに対しては馬鹿にした態度で接し、「司令部にも、俺のこと分かってくれる人はいるみたいです。あなたの言う正しさが全てじゃないって事ですよ」と無意味に増長。
自分の主張が通じたとでも思っているのだろう。周りが必死になっているのが莫迦みたいだ。


デストロイの暴虐に、AAにも「ターミナルからエマージェンシー」が入る。ターミナル…本当に何者なんだ。幅広すぎ。
これを受けてAAが発進。


次回のタイトルは「ステラ」。「求めて振り下ろす、それぞれの剣が救えたものは」…って、何も救えないと?!

うっかり途中送信したあげくに眠ってしまいました。謎の感想(?)を見てしまった人、ごめんなさい。
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# by gil-mendel | 2005-05-21 20:59 | seed-destiny



議長至上主義。黒くて結構!
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