ちっちゃな種が暮らしいい。

私は結果だよ、だから知る!

そろそろ書いてもいいですかね。一応ネタバレに当たるのでしょうから、適度に回避してください。





特殊設定森田繁氏の解説、来ていましたね。
やっぱり議長は第1話からやってくれていましたよ! アーモリーワンの強奪からずっと議長の掌の上だった、もうやったねとしか言いようがありません。
真っ黒議長至上主義者としては、嬉しくて嬉しくて仕方がない。
このまま議長の掌の上の世界を…と願ったりもしますが、やはり物語として大団円で終わらせるためには議長が牙を剥き謀が露呈され尽くして討たれねばならないのでしょう。
議長の掌の上を堪能させてくれてありがとう。もうそれでいいです。
本当はもっと解いてほしいものがあった、ミネルバにもっと描写が欲しかった、無駄な尺を使わずに掘り下げるべき関係がもっとあった、描写さえ省かれる軽い死とそうでない不死の生の間の重さの違いを埋めて欲しかった、語られるべき物語が幾つもあった、旧作キャラに都合の良すぎる展開がありすぎた、そうつくづつ思いはしますけれども。
でもせめて、ラスボス議長をとはいいませんからレイくらいは幸せにしてやってくれませんかね? ああ、でもレイにとってのBAD ENDは大切な人のこれ以上の喪失なのでしたね…。
少なくともシンくらいには幸せな結末を願いたいと思います。仮にも主人公なのですから。


しかし、議長の思いがラウとかくも重なっているとは。
欲望=悪、欲望が戦争を起こす、だから欲望の権化であるロゴスを叩く。だから人が欲望を生み出さぬよう、デスティニープランを実施する。
それは欲望の果てに自分を生み出した世界を許し難く思い、その欲望の果てに人類が世界を滅ぼすのならそれをも構わぬとして後押ししようとしたラウと、議長の思考はひたすらに近い。
欲望が人をして互いの身を喰い合わせ、戦争を生み出す、それは事実の確かに一つの側面ではある。戦争を欲望だと言い切るにはそんなに世界は単純ではないが、しかしそういう側面は確かにあり、それは大きい。
何故戦争はなくならないのか、それは人がよりよく生きたいと願う欲望のためだと答えるとするならば、結局万民の万民に対する闘争は根絶しがたいという結論をこの物語は出そうとするのだろうか? あるいは、欲望が希望という名を借りてあるならば、希望が自由と正義という双頭の仮面を被るならば、人が人に対する抑圧を行なうことは許されると?


いずれにせよ、あと数話。
行く末を、見守りたく思っています。議長の、シンの、レイの、タリアの、ルナマリアの、アスランの。
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# by gil-mendel | 2005-09-10 11:21 | deliramentum

phase-46「名が欲しいのなら差し上げます」

タリアかわいいよタリア! けど、アーサーに艦橋はまだ任せられませんぞ。
ミーア………どうして頑張った人だけが酷い目に遭うのだろうね。世界のために自分を投げ出した、その君がこんな結末を迎えるなんて、あんまりだ。
シン、君の出番はアバンタイトルだけか! また出番を秒単位で数えなければならんのかね、こんなに土壇場に来て! シン頑張れシン!
キラ、一つだけ指摘しておこう。言い訳は見苦しいぞ。


第46話「真実の歌」。
久し振りに、萎えな回に出くわしてしまった…。来週は多分リアルタイムでは見ないんじゃないかと思う。
しっかし…大丈夫なんでしょうかね、余すところあと4回しかないんですが。
今回は場面的に非常に偏った感想です。全般的な感想を書く気が起らない……。


アバンタイトル…今週きちんと見たのは多分ここだけ。
議長はメサイア議長室にて、自分はちゃっかり椅子に座ったまま報告を受けている。
「しかし愚かなものだな、我々も。まさかそんなことにはなるまいという安易な思いこみがとてつもない危機を産むということは既に充分知っていたはずなのに、今度のことをまたも未然に防げなかった」
議長、そんなこと言ってこの危機を呼び起こしたのはぶっちゃけあんたですから! てか、そんな言い方したら軍高官がへこみますから!
「本当に、面目次第もございません」
「いや、君たちを責めている訳ではないよ。私もまた、詫びねばならん立場だ、失われてしまった多くの命に。
だが、そう思うなら、今度こそ本当に、もう二度とこんなことが起きない世界をつくらねばならん。それが亡くなった人々へのせめてもの償いだろう」
「はい」
プラントにも多大な被害をもたらしておけば、全てが自作自演だと疑われることもあるまい。
そして議長の計画は、ある意味ここまでが前段、地ならしなのだ。



ミネルバは戦い果てて許された、僅かな休息の中にいた。
艦橋をアーサーに任せて自室で暫し眠るタリア。ベッドではなく椅子で微睡む、その顔が綺麗だと思ったり。
しかし一方艦橋のアーサーは…指示するどころかまた驚いてましたよ。音声なしでも常に驚いているアーサー、やはり彼はミネルバの癒しですな。てか、駄目だろう艦長の代理をちゃんと務めないと! タリアが安心できるのは一体いつの日になるやら。
軍服のまま、布団も被らずベッドで横になるシン。ここにきて、初めてシンをかわいいと思ったり。
だがその横で、PCをぱりぱり打っているレイ。タイピングスピードはやはりナチュラルだ。議長への報告書でも作成しているのか。君は一体いつ休息しているのだろう。残された時間がない、だから休む暇なぞないとでも言わぬ気で。
実際、彼には時間がないのだろうな。それを思うと、心臓が痛む。
シンが微睡みから目を覚ます、起き上がってレイを見る。こんなところで、シンはレイの一挙手一投足に縛られている、のだと思う。

シンとレイが射撃の訓練。
シンの弾痕がばらけ勝ちなのに比してレイは急所を固めて撃っている。レイは努力の人なのだろうなと思いながら、そういえば地球に降りた当時もこんな場面があった気がしたと思い出した。アスランは親に施されたコーディネイトで、動く的まで撃って見せたっけ。表情を変えず見ていたレイの、心中はどうだったろう。オーブにミネルバを係留したときも、上陸許可が出たのに自分は射撃訓練を続けながらシンを上陸させていたっけ。あの頃は単なる冷めた嫌味な奴だと思っていた。……今思えば、と思うけれども遅すぎる。

そこへルナマリアが。シンを探していたのだろう、レイと一緒に射撃訓練にふけるシンを見て、少し驚く。気付いて中断し、戸を開けるシン。
「何じゃないわもう。やっと休息になったのに、何でいきなり射撃訓練なの?」
休息なんだから彼女である自分と一緒に過ごすのが普通だろ!とはルナマリア脳内。ああそういえば、シンはとんと普通の男女交際には無粋でしたな。ルナマリアはそういうことにばかり頭を使ってそうだが。シンにはステラの方が合っていたんじゃないかと思ったり。
「え、だって俺もう寝たし、レイがやるって言うから」
いやシン、素で返すなよ。相手の意図を掴む努力をしようさ。頼むからその問いの意味を考えようよ。「レイが」って、ああ君はレイの飼い犬だよ全くよ! いかん、シンがそれに気付く日は来るんだろうか……あと4回しかない放映の中、シンに割かれる時間もやたらに短いというのに。
「ああそう!」
言わんこっちゃない、ルナマリアがお怒りではないか。
ルナを追うシンをレイがちらりと見て、再び的へ向き直る。今は未だ監視に行くのは早いと見たか。
ルナを追って出たシン、それに一応普通の過程を経て腕を掴まれたルナマリアが言う。
「ちょっと話したいと思っただけよ。あの時はばたばたしてたから、アスランと…、メイリンのこと」
はっとしたシン、けれどルナマリアはシンの出てきた扉を見る。そこにやはり現れていた、レイ。監視に気付いたルナマリアは話題を慌てて転換する。
「でも、もういい。言いたかったのは、気にしないでってことだけだから。生きてるかもって思うと、私も何だか落ち着かないけど、でもシンは悪くないから。命令だったの、分かってるし、疑いは晴れてないんだし。だから気にしないでって、それだけ。…ごめんね」
明らかにレイに聞かれて構わないような内容に変えた気配。「シンは」悪くないって、それは例えばレイは悪いってことですかねルナマリア。命令させたのはレイだしね。
まあまたレイの報告事項が一つ増えたんでしょう。シンをより戦士に育てるために、邪魔な因子として。……むう。
あと数話、一体どうなるんでしょうな、彼らは。どういった形で落ち着くのか。
一応主人公なのに暗雲立ちこめる感のあるシンが気の毒で仕方ない。しかも今回の出番、回想を抜けばアバンだけなんですけど! どう落ちが付くんですかね、え?
全く、「まさかそんなこと(=主人公不在)にはなるまいという思いこみがとてつもない危機(=主人公交替)を産むということを既に充分知っていたはずなのに」、ってとこですかね。いや本気でどうなるんでしょう。気が滅入ります。



ここからは超駆け足でお届けします。

キラとアスランがシンについて喋っている。相手を高く評価するとかそういう普通の感性はスーパーコーディネイターにはないと見た。
「あれは、僕もザフトと戦っていいのかどうか、迷ってたから」
…………………ハア? 負け惜しみですか? 今更?
思わず34話を見直しちまったじゃないか。君も相当必死だったように思えますが? それとも何ですか、コックピットを狙わなかったのが「迷い」ですか?
「議長やレイがやっかいなのはそこなんだ。話してると、彼らの言うことは本当に正しく聞こえる」
相変わらず正しく聞こえてるんですかアスラン。てか、未だに正しく聞こえるようなら諦めてザフトに戻っては如何ですかね。AAに何か正しく聞こえるものがありましたか?
「だよね、それは分かる。実際正しいんだろうし」
ーーーーーーーーっ、ハア???? 正しいと思うそれに引き金を引くのは何故ですか? 君らは世界のあらゆるものを撃ってみなければ答えは出せませんか? いい加減にしろよキラ!
正しい、と認めるならせめてその道を邪魔しないくらいの努力はあっていいんじゃないんでしょうかね? AAはあれだけミネルバの戦闘の先々で介入し邪魔し立ちはだかってきたんですが。それは「正しい」と認めていて尚立ちふさがったのだと君は言っている訳ですが、そんな意味不明な行動をされたところで正直困ります。
「シンもそこから抜け出せないんだ、恐らく。あいつも夢があって、そのために頑張る奴だから」
いや、待ってくれよアスラン。そう思うなら、少なくともお前がミネルバにいる間にシンにそう伝えてやってくれよ! シンをそう評価していると何故言えないよ! 口べたとかそういう問題以前の問題だよ! 人間は言葉で相手を理解するんだ、その言葉を向けなくてどうする! 「彼らの言葉はやがて世界の全てを殺す!」とか抽象的な言葉じゃなくて、もっと言うべき言葉が君にはあったろう! 今更何だよ、今更!


ミーアはコペルニクスの保養所に寂しそうにいる。ラクス・クラインとして表舞台に立っていた、その時がこの子の一番素晴らしく輝いていたときだったとやはり思う。
サラの口からラクスがコペルニクスに来ていると聞かされ、殺害を暗に仄めかされるミーア。
ミーアの方が、ラクスよりもずっと人間らしくて、好きだったな。今になってそう思う。


ラクスとキラ、アスランにメイリンは船外を散策。気楽なものですな。あと数話で話が終わろうという時にそれかよ! ああ全く無駄だ無駄!
それを見送った名無し男は……セクハラおやじだった。はあ。
「ずっと船の中じゃあんただってきついだろ?」と言ったときにファントムペイン3人組をミーアコンサート見に行かせたことを思い出すおっさん。そうか、あれは息抜きだったのか。……あの3人にしてやれるべきことが、あんたには他にあると思うがね、おっさん! とりあえずマリューさんと温泉に入ったのかどうか教えろ!
しかし…ラクス。その格好は怪しすぎるぞ。着せ替えごっこして遊んでいる、彼らに危機感の欠片もなくて、もう唖然とするしかない。
「ちょっと呆れてるだけだ」
呆れてるならこの行動を阻止しろよアスラン!

そこへ都合良くミーアのハロが。ミーアのメッセージは英語。前から思っていたが、プラントの公用語も英語なんでしょう。彼らは英語も日本語も問題なく使いこなす人たちなんだろう、そういうことにしておこう。
「大丈夫だよ…みんないるし」
ああそうですかはいはい。赤信号みんなで渡れば怖くないんでしょ。問題を大きくややこしくしているだけだろうがキラ! アスランじゃないけど本当に頭抱えたいよ。駄目だこいつ。


指定された円形劇場にはポーチを下げたミーアが。
相対するミーアとラクス、ラクスに怯えるミーアが可哀想だ。偽者って、そんなに悪いことなんですかね。プラントが必要としたときにそこにいなかったのはラクスの責任なのに、その代役を果たしたミーアがどうしてそんなに怯えなくてはならないのか。
「偽者は悪だと思うからか」、その言葉をそうだと肯定させるためのラクスなのだとしたら、何のための彼らなのだろうと、もううんざりする。
「あたしがラクスで、何が悪いの!」
混乱して銃を向けるミーア、だがアスランに砲身を弾かれ飛ばされて。
「名が欲しいのなら差し上げます。姿も。でもそれでも、あなたと私は違う人間、それは変わりませんわ。私たちの誰も、自分以外の何にもなれないのです。でも、だからあなたも私もいるのでしょう、ここに。だから出逢えるのでしょう、人と、そして自分に。あなたの夢はあなたのものですわ。それを歌ってください、自分のために。夢を人に使われてはいけません」
教祖ラクスのお諭しに、うなだれるミーア。要するに、迷える子羊ミーアを救ってやるためにわざわざ教祖はお出ましになったという訳だ。
名が欲しいのなら差し上げます、だ? ラクス、そう思うならそれこそ君は違う名でオーブのカガリの傍に現れるべきだった。いつ君がその名を放棄したと? いつ君がその姿を放棄したと?
詐欺師の言葉には、もううんざりする。
現れたそのことで、ミーアの存在を危機に晒したことを少しでも認識しているなら、そんな言葉は吐けないはずだ。それとも何か? やはり「偽者」に制裁を与えるために「本物」が登場したと?

サラらと銃撃戦になるキラたち一行。ええと、これのどこが「大丈夫」なんですかねキラ。
月だから重力が軽いのか、それともアスランだからか、異様に身のこなしが軽いアスランは空を飛んだりして笑わせてくれる。キラはもうとっくに不殺解除なんだろう。
その上に何故かアカツキでムウが登場……アスラン、あんたこれ呼んだのか。中立都市でぽんぽんMS飛ばすのはどうかと思いますがね、全く。普通に車とか呼べよ。
そして、セオリー通り「偽者」が「本物」を庇って、撃たれる………。ああそうでしょうよ! どうせ偽者は偽者だよ! ここでラクスがミーアを庇って死亡なら、まだ物語が深まったものを! どうして死ぬのは常に「偽者」なんだよ!
ミーアを殺した議長が許せない、恐らくはそういう感情的な理屈をつけて議長と戦うための捨て石なんだろうが、ラクスが出てこなけりゃミーアが撃たれることもなかったんだよ! 毎度毎度、自分たちの責任というものを考えても見ようとしない人たちには、本当にうんざりする。




次回タイトルは「ミーア」。まさかここまできて総集編ってことはないよな?
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# by gil-mendel | 2005-09-04 18:43 | seed-destiny

lascia ch'io pianga~私を泣かせてください~

私を泣かせてください。
以下、ネタバレと非常な動揺のため読みにくい文章となっています。適宜回避してください。













あんまりだ。
確かに、その生き方や言葉の端々から、寿命が短いのではないかと推察してはいた。だが、本当にもう一度失敗作クローンが出てくるとは思わなかった。
あんまりだ。
確かに、いつか異変が来るのではないかと、議長の言葉からも恐れてはいた。だが、まさか二度目はないだろうと、何処かで高を括っていた。
あんまりだ。
あんまりだ。
あんまりだ。
あんまりだ。

せめて、彼が生きることに対して真っ直ぐだったことを、喜ぼう。もうそれしかないのか。生きることに意味を見つけられた、それにしか救いはないのか。
救いはないのか。
………ああだから、自分を彼は投じているのだと思う。新しい世界、そこに自分は居ないのが分かってはいるけれども、新しい世界を開くために。人の新たなる未来、もう争いもなく穏やかな、人が人を手段にしない世界を拓くためになら、何でもするのだと。


暫くは、泣かせてください。
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# by gil-mendel | 2005-08-30 00:42 | deliramentum

phase-45「ありがとう、ジブリール。…そして、さようならだ」

議長、おめでとう! 全ては君の手の内だ! 崩壊するのは目に見えているがな! その椅子で笑ってくれると、物凄く嬉しいよ!
レイ、ドラグーンいいぞドラグーン! 宇宙戦の醍醐味、ありがとう! 相変わらず君も黒いがな!
シン……よく考えたら今回、レクイエムを落としたのはルナマリアで、ジブリールを落としたのはレイですが………主役、だろ? 頑張れよ!



第45話、「変革の序曲」。
前回長くなりすぎて懲りたので、今回は短め短めにしてみます。(できるのか?)




アバンは前回の続き、レクイエムを撃たれて大混乱するプラントから。
「市内はどこもパニック状態です!」と泣き叫ぶ部下(多分評議員?)に議長が言い放つ。
「分かっている、だがそれを収めるのが仕事だろう! 泣き言を言うな」
仕事の際に泣き言を言う奴って見苦しいですよね。泣き言言って何か事態が前向いて進みますか。仕事しろ仕事。
レクイエムの第2射が撃たれようとする中、議長は更に檄を飛ばす。
「ともかく救助を」
「それも分かってはいるが、そうしている間に二射目を討たれたらどうする!」
「停戦手段などは…!」
「停戦? 相手は国家ではないのだぞ。テロリストとどんな交渉ができるというんだね。力に屈服しろというのか!」
今となっては蓋し名言というべきか定説と言うべきか、最近のあらゆる国家のお言葉だ。まあ実質ジブリールと停戦交渉などありえませんがね。


OP、前々回で変わるかなと思った通りにアカツキカットに名無し男がきていた。予想まんまだよ。下手な予想も数打ちゃ当たるってか。
もうドラグーン対決なり因縁対決なりガシガシやってくれ、レイ。今はそれだけが楽しみだよ。
とはいえ、アカツキの反射率と相手の不死身度合いでは君の苦戦も見えてはいるがな。…それが残念だ。
では次に変わるカットを予想してみましょうか。シンとレイがデストロイを背景に向き合うカット、デストロイが議長になる! …そんな莫迦な。あそこはMSの定位置なんだが…議長の乗るMSが思いつきませんで。



AAではカガリが乗っていったアカツキを収容中。その他機体の調整作業をアスランとメイリンも担当。裏切り者は一般兵から始めてみよう、そんな感じですかね。…てか、アスラン全快に近い感じなんですが早すぎやしませんか。インフィニットジャスティスで気を失ってたのはアレはポーズですかそうですか。
プラント崩壊にも動じる気配を見せないキラがやってきて、アスランを手伝っていく。
「もどかしいね、今は何もできないって分かってはいてもさ」
いや、あんたはちっとももどかしくなんか思ってませんから! オーブの危急には起つのにそれ以外ならどうでもいいんだよな君は! 全く、己の言葉を己に向けてみろってんだ、『他の国はどうでもいいの?』だよ全くな!
思えばミネルバがオーブ領海近くでオーブ軍と連合軍に挟まれ、供え物にされて苦戦していたときから、君は既に他人事だった。誰かが泣いてる、だがその原因を何とかしようとする気は微塵もない。
人間として、本当にそれでいいのですかねキラ君?



宇宙へ上がったミネルバへ、次なる目標が示される。ミネルバ単独でダイダロス基地を落とせというものだ。
にしても、メサイアの議長室はストレートなラスボス臭がする。周囲をぐるりと兵と端末に取り巻かせ、それらに出させた映像が空間を覆い、玉座にも似た椅子に座る議長は居ながらにして世界を把握できるという仕組み。個人的には結構好きですがね、この議長室。議長の背景が宇宙なのも素敵ですよ。…しかしここにまでチェスを用意させるとは。白のキングに自らを準えているのだろうその駒の近くに、ナイトが守るように2つ。
示された特命にアーサーが相変わらず驚いてくれる。いやもう、驚いていないとアーサーじゃない気分がする。最終話までに、一人で艦を担えるように…はならないだろうな。何せアーサーですから。
特命を聞いたレイは驚きもせず、事態を分析してみせる。
「確かにここからではダイダロス基地の方が近い、そういう判断でしょう」
議長のお考えならば先刻承知済みといった態度で、それにタリアが返す言葉が表面上は普通だが内心酷く怒っているようで怖い。この二人、表面上は普通に作戦のことを話しているようで、タリアは議長の手先であるレイに苛立ち、レイはタリアに銃口を突きつけて見張っているようだ。
「ええ、あれのパワーチャージサイクルが分からない以上、問題は時間、ということになるわ。駆けつけたところで間に合わなければ、何の意味もないものね」
「敵が月艦隊に意識を向けているのなら、上手くゆけば陽動で奇襲になるということですね」
「そういうことよ」
てか、ハナから議長の意図だろ! とタリアの顔が言っている。
やってらんないよねタリアさん。それでもプラントを守るためにはその通りに動かざるを得ない。
ふと浮かぶ、タリアさんと子ども。子どもがいたのか。29話に出てきた結婚相手に、少し似ているか。この子は今どうしているのだろう…ミネルバが動き出した当初はこんなに長く帰らぬとは思っても見なかったろうに。
だがこの写真、結婚相手が映っていないということは、既に母子家庭なのかもしれないな。まあ子どもが欲しいという理由での結婚だ、破綻する原因は伴ってはいる。
タリアにとってプラントを守ることは、子どもを守ることであるのだろう。是非生き抜いてほしい。



ミーア! 何故水着! 月面都市コペルニクスって、そこはリゾートですか!
浮かない顔して、そうだよな。死刑宣告されたに等しいんだから。
だがここなら人に見つからないとでも? どうなんでしょうかね。


レクイエムが着々と第二射への準備を固める中、レイはシンとルナマリアに作戦説明。レイの口調が一貫して冷たい。もうラウが憑依しているとしか。
「第二射までに、月艦隊が第1中継点を落とせれば、かろうじてプラントは撃たれない。だが奴らのチャージの方が早ければ、艦隊もろとも薙ぎ払われるぞ。トリガーを握っているのがそういう奴だということは、知っているな」
「ああ、わかってるさ、全ての元凶はあいつだ。ロード・ジブリール」
そう言われてへこむルナマリア。
「…あたしが、オーブで撃ててれば」
「ルナのせいじゃない。悪いのは匿ったオーブだ。そんなふうに言うなよ

ルナマリアを庇ったシンをちらりと見て、レイが冷たく言い放つ。
「何であれ、時は戻らない。そう思うのなら同じ轍を踏むなということだな」
どうしてですかね、この台詞が29話のラウに重なった。「こんなはずではなかったと、だから時よ戻れと祈りが届くことか?」……ううむ。彼らは一瞬一瞬の貴重さを知っている人たちなのだろう。余命が短く、成し遂げたいものがある時、人は過つ暇などない。
「レイ!」
「わかってるわ」
「そうさ、プラントも月艦隊ももう絶対に撃たせやしないからな」
「…では作戦を話そう」
ここまで彼らの士気を高めるための前振りでしたか。お疲れ様、レイ。しっかしルナにとは、また大役を任せたものだね。的が小さければ外す可能性は高いが、これだけ大きければ大丈夫だと? まあルナマリアに任せたらシンが恐らく手助けに行くだろうからということか。逆にしたらシンがレクイエム本体を狙うのがお留守になりそうだし。


レクイエムの稼働率が50%に。
「今まで誰にもできなかったことを私は成し遂げる! 歴史は漸く糺されるのだ、あと数時間で!」
そう言った者が破綻する法則に、ジブリールは素直に嵌っていく訳だ。


作戦打ち合わせを終えて、レイがルナマリアに。
「ではいいなルナマリア、タイミングを誤るなよ。…俺たちも可能な限り援護はする、だが基本的には当てにするな。すれば余計な隙ができる」
まあそうでも言っておかないと、何せルナマリアですから。
シンが「レイ!」と非難の声を上げるが、ルナマリアは煽られたか、
「分かってるわ、ご心配なく」と憤懣やるかたない声。
「では行こう、今度こそ失敗は許されないぞ」
そう言って行こうとするレイ。続こうとしたシンをルナマリアが呼び止める。二人きりになろうよ、と。ついでにひどくレイを睨む…ああはいはい。
それを見たレイは、やれやれ、といった風情で一声掛けて先に行く。
「…急げよ」
うへ。レイ、怖いって! まあ彼らには必要だろ、出陣の前に少しでいいから二人きりになれる時間が。それが志気にも多分関わる。…恋愛至上主義なガキとはつきあってられませんわな、全く。

残ったルナマリアはシンと抱き合ってくるくる回る。
いいなあ、重力が少ない空間って。あのあと絶対壁にぶつかって、ルナマリアの頭にたんこぶができるのが分かっていても、生きている限り一度でいいから宇宙に出てやってみたい。宇宙飛行士の免許を取るには既に不適格だがな…。
「大丈夫だ。ルナも艦もプラントも、みんな俺が守る。絶対に」
…………待て! それはルナマリアとミネルバへの死亡宣告だぞシン!
お前が守るって言った日には碌なことがないんだ、守る言うな!


さて、漸くミネルバの機影に気が付いたジブリールは大慌て。「距離50!」てどんだけ近いよ。オーブ攻略時でさえ距離200とかだったような。
「ミネルバだと! 馬鹿者、何故今まで気付かなかったのだ!」
申し訳ありません、演出と脚本上の単純なる都合です。あの大きさを見逃すなんてぶっちゃけあり得ない。兵は悪くありません。叱らないでやってくだされ。
ダイダロス基地は上を下への大騒ぎ。
宇宙ではやはり、レジェンドが威力を発揮。ドラグーンっていいものですねえ。


その様子を聞いた議長。…あんた今、後ろにふんぞり返って半分寝てたろ? どんだけ余裕なんだ全く。
「そうか、来てくれたか。彼らに期待して祈ろう」
いや待て待て。あんたがわざわざミネルバをこのタイミングで宇宙に上げ、そしてダイダロスを攻撃させたんだろう? 流石は「議長期待のミネルバ」だ、艦船一つで議長の意志を体現していく訳か。昔の女、育てたクローン(暫定)、種持ち、彼らの舞台をつくらんがためにしているのではとさえ思えてくる。
「戦闘の情報は随時市内へ流してくれ、ありのままを全て。コロニーで戦う彼らのことも」
「いや、しかしそれでは」
「大丈夫だ、混乱など起きやしないよ。
皆知りたいはずだ、自分の運命、その行く末を。
そしてその権利もあるはずだ」
映像を見ているミーアの、ぽんやりした様子にちょっと萌え。
犬と一緒に月を見上げる、コニールにも萌え。
しかし何よりも、嬉しそうに「権利もある」という議長の表情に更に萌え。
ミネルバによって戦況が逆転し塗り替えられザフトの圧倒的勝利に収まる様を、プラント市民が知ることで混乱が寧ろ収まると議長は言う。確かにその通りで、そのようにして被害が及ばなくなることを知れば市民は落ち着く。情報はありのままである方がよい。日米戦で日本軍は検閲の元嘘の勝利情報を流して市民を混乱させたが、生活に響く情勢と戦勝情報の食い違いは、信頼をなくさせるだけだ。
人は、運命を変えられなくても、少なくとも知りたいと思い、また知る権利はあるのだと議長は言う。
それが誰かの手の内にある運命だとしても。


デストロイがまたも出てくる。……いやもうそれは出すだけ無駄ですから!
デスティニーもレジェンドも、あっさりとデストロイを撃破していく。ドラグーンのピュンピュンいう音に(宇宙だから音など聞こえるはずはないのだが)釘付けになったのは内緒。
一方、ルナマリアもちゃんと目標に向かって進んでいた。途中でちゃんとシンがフォローにはいる。この辺りも計算の内ですか、レイ。


ジブリールはフルパワーでないままレクイエムを撃とうとする。しかしザフト月艦隊が中継コロニーにダメージを喰らわせたため、撃ってもプラントに届かないことが発覚。…ええと、そのまま撃つとどっちへ向かうことになるんですかね。満月の夜の月の裏側から撃つってことは、真っ直ぐ外宇宙へ向かって? まあその方が迷惑が掛からなくていいか。
「私が生きてさえいればまだいくらでも道はある!」
ジブリール、せめて君が世界からどう見られるかを少なくとも議長並みに考えてくれる位置のキャラだったならと思うと勿体ない。
レクイエム第二射を撃つ間に逃亡しようとするジブリール…いかん、小物感が漂いすぎている。


ルナマリアはダイダロス内部へと潜行、撃たれる寸前のレクイエムへ辿り着く。一方シンとレイは基地司令部へ…行ったと思ったら、レイは凄い顔で待機してましたよ。……知っていたのか基地の構造を? まあこの人は何を知っていても不思議じゃないですがね。
ジブリールは懐かしのガーティ・ルーにイアンと乗っていた。猫が見あたらないんですが…?
基地から脱出しようとしたジブリールの、目前に現れたレジェンド。はっきりと網を張って待ちかまえていた感のあるレイは、容赦なくドラグーンを叩き込む。……強い。こんな強かったっけ君?
レイが最初のドラグーンを叩き込んだその瞬間、なんと議長が、はっきりと口角を上げて、黒く微笑んだ。…計算済みか! ここまで計画の内だというのか、議長! ああ、もうあんた真っ黒だよ黒すぎて手も足も出ないよ!
「ありがとう、ジブリール。…そして、さようならだ」
ありがとうとは、勿論、議長の壮大な計画に意図せざるとはいえ乗ってくれ、ロゴスという悪役を演じきってくれ、そして世界統一という議長の覇道を王道にしてくれた、という意味だ。実際、ジブリールのような役割を誰かが演じねば、議長の計画は絵に描いた餅で終わっていただろう。
役割を終えた駒が自分を危うくする前に手を打つ、それも含めて全て議長の計画の内だ。………ああ。



激戦中の月を、暢気に地球から見ていたAA。その激戦の一端に自分たちの責任があると、思っても見ないようだ。流れた血が己の責任だと、考えもしない者の言葉はあまりに軽く、虚しい。
「それなら何も起きないし、こんな戦争も起きない。でも僕は嫌だ」
「俺も嫌だ」
「これって我儘?」
ある意味彼らは前作の否定ではあるのかもしれないと思う。戦争という愚かな行為を寧ろ全力で肯定する面で。戦争こそが人類の前進力だと?
「みんなの夢が同じだといいのにね」
同じとは何か。それは皆一つの夢しか見ない、ユートピアでしかないのではないか。それは議長の描く、人と人との相克を止揚した世界の末にあるものと、実はある意味通底しているのではないだろうか。議長を否定する、その彼らにしてこれとはどういうことか。
………AAの求める世界も正義ではない。つくづく、思う。吐き気がするほどに。


翌朝、カガリを迎えてAAは出発式を挙行。
AAといいながら、旧タケミカヅチ乗組員が何の違和感もなくAA側にいることに不思議を覚える。いや彼らは元からオーブ軍でしたから! 今更改めてオーブ軍に組み入れられるなんて可笑しいですから! カガリ、よく考えて見ろよ。
AAの一兵卒側にアスランとメイリンがいて、カガリの横にはキラやラクス、マリューに名無し男がいる。……いやもう、オーブ軍の扱いはよく分かったから。はっきり言おう、反吐が出るよ。キラ? あああのつい先日まで惰眠を貪っていたガキ? ラクス? ああ迷いながら宇宙でMS造らせてたガキ? は! それがアスランより優先なんだね、はっきりしてるよねオーブってさ! AAの優先順位は正直反吐が出るよ。准将だか何だか知らないが、軍隊組織を舐めきってるよ!
もっと酷いのは名無し男だ。その男、ロアノークという名前でオーブ軍務に就かせる気かね! 誰あろうその男の作戦のせいで、ダーダネルスでオーブ軍は辛酸をなめさせられたのではなかったのか? やめとけよ、カガリ。そんなことしてるからブルーコスモスに内通する軍人が出てくるんだよ。それが対外的にどういう効果を持つか、少なくともオーブ軍がどう受け止めるか、考えてみてもくれたまえ!
しかもAAはオーブ軍に組み入れられて、月面都市コペルニクスで情報収集と来たもんだ。は! 情報収集とは仮の名、実体は海外派兵だがな!
「オーブは、何より望みたいのは平和だが、だがそれは自由、自立での中でのことだ。屈服や従属は選ばない」
ではまず国の中で自由と自立を確立してから言ってくれたまえ。オーブに民主主義はないようですが? そして、責任の伴わない自由など放埒と同じですが? プラントを批判するのもいいが、自分たちの行動が今回のプラント一部崩壊を招いたのだということすら忘れたオーブがそれを言うのは情けなくはないですかね。

名無し男は「ロアノーク一佐」との名をいただいてアカツキを借り受ける。
せいぜいが、レイとの因縁を消化してくれ給え。ラウにしてやれなかったことをレイにはしてやれるのではないのかね? まあ所詮は名無し男だ、ドラグーン対決くらいが関の山かもしれぬがな!


アスランは、カガリの手から指輪が消えたのを見ている。
驚くキラとラクスに「いいんだ、今はこれで。焦らなくていい、夢は同じだ」と主張。
その確信が、ずっと君たちになかったものなのだ。
逆に、指輪というものに頼らなくなることで、それぞれが同志として道を歩めるということなのだろうと思う。少し前に踏み出せた、アスランとカガリに、おめでとうと言おう。

一方、カガリはメイリンを見つける。何故かツインテールとザフト服に戻っているメイリン…その格好でザフトと敵対しに行くんですかね君は。名無し男でさえオーブ軍服をもらったというのに…いやまあ。
「あいつ、頼むな。私は一緒にいけないから…無事を祈る」
頼まれてもねえ。いやいいけどさ。ま、カガリがオーブに残る選択をしただけ、誉めてやろうかと。

AA発進は、ラクスの指示の元で。
ああもう好きにしてくれ。


次週予告…………ハロって! いかん、最後の最後に大笑いした。
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# by gil-mendel | 2005-08-28 13:24 | seed-destiny

phase-44-02 「未来をつくるのは、運命じゃないよ」

普通に感想を書いていたと思ったのに、今回は随分長くなってしまったようで、最後だけ分けました。以下続きでどうぞ。


AAで、アスランが悲愴な顔で呟く。
「同じだ、ジェネシスの時と…! もう、どうにもならない!」
巨大な暴力の前に、人は無力で。
だがそのジェネシスを、自爆で止めたのは君だったのではなかったかね、アスラン?
「うん。プラントは勿論だろうけど、こんなの、もうきっとみんなが嫌だ」
おお、他人事だねキラよ。事態は嫌だとかいうレベルを通り越していると思うんですがね。てか、連合はこの事態が嫌だと主張している訳ではないのでは? みんなって誰のことですか?
「でも、撃たれて撃ち返し、また撃ち返されるというこの戦いの連鎖は、今の私たちに終わらせる術がありません」
…そう、結局前の大戦から君が学んだことはそれなのだね、ラクス。暴力の応酬、それは結局終わらないと。だからレクイエムの惨事も、仕方のないことなのだと。………は! お前があのプラントの中にいて同じ言葉が言えたらその時に聞いてやるよ!
「誰もが幸福に暮らしたい、なりたい、そのためには戦うしかないのだと、私たちは戦ってしまうのです」
つまり君の結論はこうだ、戦いこそが人間の幸福追求だと。暴力の応酬と悲惨こそが、人間の望みだと。だって、君には戦いを終わらせる術などないのだから。終わらせる意志もないのだから。暴力の応酬こそが君の答えなのだから。君が作らせていた暴力を、私は忘れないよラクス・クライン。撃たれて撃ち返す、その応酬そのものを何の目的も世界像も持たぬままに君が為したことを。
「議長は恐らく、そんな世界に全く新しい答えを示すつもりなのでしょう。
議長のいう戦いのない世界、人々がもう決して争うことのない世界とは、生まれながらにその人の全てを遺伝子によって決めてしまう世界です…恐らく」
……あちゃ。議長の描く世界とは本気でそれか? 思わず自分の口が言ったのかと思ったよ。
36話で予測していた議長の思惑がほぼ当たり、というところか。…もっと意表を衝いて欲しかったな。
というより、自分の見通しがラクスと同じでうんざりした。まあ判断材料はあの世界の神であるラクスと、視聴者=神視点に立つ我々とは同じだから、導き出す答えも同じということか。

前作のクルーゼの台詞を思い出す。
「私のではない! これが人の夢! 人の望み! 人の業!
他者より強く、他者より先へ、他者より上へ! 競い、妬み、憎んで、その身を喰い合う!
既に遅いさ、ムウ。私は結果だよ、だから知る! 自ら育てた闇に喰われて、人は滅ぶとな!」
それを無くすための一つの方法として、誰もが無駄に競い合わなくて済む世界を提唱するならば、議長はやはり、ある意味ラウの意を継ぐ者なのかもしれない。恐らくは、レイも。

「それがデスティニープランだよ」
とはもう一人の神、キラのお言葉。つか、ラクスが持つそのノートにそこまで書いてあった訳じゃないだろ? 断言するには早いんじゃないかね?
「生まれついての遺伝子によって人の役割を決め、そぐわないものは淘汰・調整、管理する世界だ」
「淘汰、調整?」
その言葉を聞いて名無し男が思い出すのは、ステラ、スティング、アウル。………今頃か! お前は彼らをどう扱ったのか、その責任を問われる立場であることを忘れるな! てかあんた早速溶け込みすぎだよAAに。
エクステンデッドも、結局は淘汰・調整されて残った者だけが兵器として利用された、その点ではデスティニープランと似ているのかもしれない。だからOPのミネルバの背景はロドニアラボなのかもしれない。いずれもその操作方法は異なるにせよ兵器として人間を扱い、操縦する。
役割を与えられて生きること、それにエクステンデッドもデスティニープランも変わりはないということか。
「そんな世界なら、確かに誰もが本当は知らない自分自身や未来の不安から解放されて、悩み苦しむことなく生きられるのかも知れない」
……まあね、アスランは悩まないとアスランじゃないですからね。悩んで成長しないところもアスランだけどね。

「自分に決められた、運命の分だけね。望む力を全て得ようと、人の根幹、遺伝子にまで手を伸ばしてきた、僕たちコーディネイターの世界の究極だ」
「そこにおそらく戦いはありません。戦っても無駄だと、あなたのさだめが無駄だと言うと、皆が知って生きるのですから」
二神かく宣いき。
いずれもがコーディネイターである彼らがこう語る、そこに大きな矛盾がある。しかも片方はスーパーコーディネイター。
コーディネイターという存在を、突き詰めればデスティニープランになる。遺伝子を操作して望みを叶えようとする、その社会が辿り着くべくして辿り着いた道なのだ。だからデスティニープランの否定はコーディネイターという存在そのものの否定に繋がる。
そこにキラとラクスの自己否定と混迷を結びつけたなら、この物語はもう少し広くなったろう。だが彼らは、「もう迷わない」のだ。残念なことに。



AAは、この会議が始まったときのプラントの大惨事を全く忘れ去ったかのように、「議長を止める」ために宇宙へ上がることを決意。
「未来を作るのは、運命じゃないよ」
どうしてだろう、それが、「未来を作るのはシンじゃないよ」と言われている気がして、少し虚しくなった。
ああどうせ未来はAAが造るものだろうよ! そんな未来には私は住まないがな!
全く、自分たちがジブリールを結果的に宇宙に上げたことの責任を僅かでも問うてみろよ! 暢気にハイタッチしてる場合じゃないだろ! 人がゴミのように殺されてるんだぞ! 間接的にあんたらの手でな!




玉座にも似た椅子で、議長が満足げに微笑む。
ああ、この笑いを見たくてここまで来たのだと、思った。
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# by gil-mendel | 2005-08-23 00:39 | seed-destiny



議長至上主義。黒くて結構!
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