ちっちゃな種が暮らしいい。

phase-19「…全く」

あまりの衝撃に、2時間以上何もする気が起きなかった…レイ、大丈夫か? アスラン、あんた何してんだ; そして議長真っ黒だよ議長! どうしてあんたにはあらゆるモノが手駒なんだ! レイを育てたなら抱きつかれてそんな冷たい目するんじゃねえ!! 思わずTV前で「議長真っ黒だよ議長!」って叫んじまったじゃないか!!!!

それはさておき、19話「見えない真実」。
黒海沿岸ディオキアにあるザフト軍基地に入港するミネルバ。と思ったらアスランに駆け寄るルナマリアとそれをじとっと見るシン。ディオキアではミーア慰問コンサートが行われていて、空からグフイグナイテッドと紫ザクに抱えられたピンクザクが降りてきてそこにミーアがいる。同時に議長もヘリにて降下。
「ミーア!」と叫びそうになって口を押さえて壁までドン引きのアスランが可笑しい。

コンサートを見ているそれぞれの表情がいいかも。
アスラン、「衣裳も今度バリバリ?」と言われていたそのスゴイ様子を見て難しい顔しているが…ラクスが見たら怒るだろうかとか思っていますか。順当にいけば、議長何考えてるのかねってとこでしょうが。で、ルナマリアはともかくとして何故メイリンまで連れているのだ君は。そして押された拍子というフリで寄りかかるメイリンを連れて行くついでに腰に手を回すとは…せめて肩にしとけ!
そのアスランにむっとするルナマリア、「いいんですか見なくって」と問うややぶーたれたシン。
ノリノリのアーサーの横で難しい表情のタリア艦長、もしかしてミーアが偽者だとご存じなのか? それとも慰問コンサートの無意味な派手さに眉を顰めているのみか?

タリアがふと視線をやったその向こうに小さく議長がいて、議長も艦長に気付いて視線を寄越す。それにむっとした表情を返すタリア。
「いやあ本当にこれは運がいい!」というノリノリアーサーを後目に、「………全く」と吐き捨てるように言う、ついでにアーサーを凍り付かせて議長のもとへ向かう艦長の心中や如何に。
レイはなんかずかずか歩いているし…君には議長センサーでもついているのかね?

コンサートを見ていた人たちの中にファントムペイン3人組と、ミリアリアが。
「勝てなきゃ負けなんだよ、俺たちは。殺れなきゃな…分かってんだろ」というスティング。強化人間であることの意味をよく知っている、ということなのか。「ファントムペインに負けは許されねえ」って、ええとどこで聞いた台詞だったか?

ディオキアのホテルへ議長を訪ねるタリア艦長とレイ。この組み合わせなのは何故だろう。その後のシーンから推察するに、お食事会会場に一足早く呼ばれたということだろうが、それぞれ議長とただならぬ関係のある二人、ということなのか。
「元気そうだね。活躍は聞いている、嬉しいよ」
「こうしてゆっくり逢えるのも、久し振りだな」という議長の言葉とレイのあまりな子どもっぷり(何でこのシーンだけそんなに童顔なんだ! 1話の議長発見シーンの笑顔からずっとなかったよそんな表情!!)から、少なくともレイは議長を実の親同然に、いやそれ以上に慕っているのだろう。普段クールなだけに、その対比が凄すぎる。
レイが飛ぶようにして抱きついた、そのレイの心底幸せそうな表情とは対照的な、抱きつかれた後の議長の冷たい視線が恐ろしいほどに黒い。冷たい目、微かに笑っている口元が皮肉気で、タリアの立ち位置あたりにその視線が向けられている。その二人を溜息つきたげに見ているタリア、でAパートが終わる、のだが。
完全なる議長の手駒であるレイとミーア、彼らとは違って議長に疑問を持ちながら関係も持ちつつ今後を窺うタリア、という比較かと。
タリアはレイと議長の関係は知らされていそうだ、でなければレイが議長を「ギル」呼びする場に居合わせて何も言わないということはなかろう。
タリアの今後の離反はほぼ確定としても、レイが自らの運命を悟った後に議長に牙を剥くことはないのだろう。手駒として容易く死ぬことはあるにしても。そんな気がした、19話前半だった。
それにしても、議長は様々な人にその両腕を広げてきたが、実際に飛び込んだ描写があったのはレイ、あんたが初めてだよ!!  ていうか普通飛び込まねえよ! 本気でどういう関係なんだ君らはっ! タリアじゃなくても呆れるよ!

ハイネに迎えられてお食事会へやって来たアスラン、シン、ルナマリア。議長に「君のことは覚えているよ」と言われてカガリにつっかかってレイに止められたシーンを思い出し赤面するシン。今回赤面する奴多すぎ!
ローエングリンゲートでの戦いを議長に誉められて「あれはザラ隊長の作戦が凄かったんです」って、シン。あんた前回あれほどアスランに突っかかってたのはどこいった? 「ただそれに従っただけで」って、あれがちゃんと従った態度だってか? アスラン隣でムッとしてるじゃんよ。
議長に誉められてシンやルナマリアはにこにこしているが、アスランの表情が晴れない。やはりそれだけひっかかりがあるのだろう。

議長が解説する現情勢は、何故かとても他人事に聞こえる。
「何がどうなっているのかさっぱり分からん…いったい何をやっているのかね、我々は」
「戦いを終わらせる、戦わない道を選ぶということは、戦うと決めるよりも遙かに難しいものさ、やはり」
いや議長、それがあんたの仕事ですから! 残念っ! ていうか、実は戦争を続けていたいのはあんただろ?

シンが拘る、「普通に平和に暮らしている人たちは守られるべきです」とは当然防衛という名の戦争を肯定するもの。ある意味、まだ彼には迷いはない。彼が迷うのは、未だ先だ。
アスランは「殺されたから殺して殺したから殺されて、それで最後は本当に平和になるのかと」「そして今もその答えを見つけられないまま、また戦場にいます」と、自分が未だ混迷のさなかにあることを晒す。アスランの表情の曇りが当人の言葉で表わされた。
いずれも答えを掴んでいない、迷うべき主人公と迷いの中の主人公。
そして議長が解いてみせる、戦争がなくならない「救いようのない」理由、それは軍需産業だと。
「これも仕方のないことでね」という議長が黒すぎるよ! 戦争で儲かるのは地球連合側だけではないだろ? 「今度のこの戦争の裏にも、間違いなく彼らロゴスがいるだろう」って、それはあんたの裏にもいるってことなのか? 可笑しいだろう、ブルーコスモスの母体たるロゴスがプラントの軍需産業でも儲けるなんてよ! あんたが例として挙げたグフイグナイテッドは間違いなくザフトのものだろ? それで儲けているのは誰だよ?!
「彼らに踊らされている限り、プラントと地球はこれからも戦い続けていくだろう」という議長の言葉に漸く戦うべき相手を見つけたと言わんばかりのアスランの表情。落ち着け、それは真実の一側面に過ぎないんだよアスラン、そしてシン。議長に踊らされている限り、それに気付かない限り、君らに道はない。

「お言葉に甘えて今日はこちらでゆっくりさせていただきなさい。確かに、それくらいの働きはしているわよ、あなたがたは」というタリアの言葉に、目を閉じるレイ。思ったように戦果が挙げられないのが気に掛かるのか。
「艦には俺が」というアスランを遮って「艦には私が戻ります、隊長もどうぞこちらで」「報奨を受け取るべきミネルバのエースは隊長とシンです。そしてルナマリアは女性ですので、私の言っていることは、順当です」って…うう。こういう子なんだろうけど、背伸びしてよい子でいようとする子どもを見るようで、ややひっかかる。

飛んでくるミーア、アスランが「ミーア」連発しているんだけどそれでいいんですかね?
議長、「どうぞ久し振りにお二人で食事でもしてください」って、アスランが見捨てられて卒倒しそうなのが可笑しい。わざと言ってるよね?

AAとラクスの行方をアスランに尋ねる議長。黒い黒いよ、真っ黒! 本当はこれが目的でわざわざ地球へ降りてきたんだろ?
アスランはあっさり、AAにラクスがいるだろうと答え、また今後AAから連絡があったら議長に知らせると言ってしまう。ついでに、そこにキラがいるとも漏らしてしまう…だめじゃん。
「彼女がプラントに戻ってくれればと私もずっと探しているのだがね。こんなことばかり繰り返す我々に、彼女はもう呆れてしまったのだろうか」という議長が妙に可笑しい。あっさりラクス暗殺黒幕確定、でFAですよね?
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# by gil-mendel | 2005-02-26 22:45 | seed-destiny

phase-18「突破できたら知らせてもらおうか」

本編よりも予告が衝撃的だった今回。ついに議長が、何よりミーア@ピンクザクが来る!(笑)やばいよやばいよ!

それはともかくとして、今週は「ローエングリンを討て!」で、ガルナハン攻略を行う回。やたら後味が悪かったのは私だけなのだろうか。

ミネルバとラドル隊が渓谷を往き、その途中で地元のレジスタンスであるコニールを予定地点で収容。彼女をミネルバブリーフィングルームに招いて行われる作戦会議だが…ちと遅くありませんかね。普通もう少し前にやっておくんじゃないかとつくづく思う。かなり直前まで作戦が決まらなかった、という雰囲気もないし。
立ち上がって敬礼する、それがレイ→ルナマリア→シンなのが可笑しい。性格よく出てます。シン、コニールに「子どもじゃん」ってあんた失礼だね。本人目の前にして言うところがさらにガキだよあんたがね。怒らせるべき相手じゃないだろ?
作戦説明するアスランに対してシンがいちいち突っかかり、ルナマリアとレイが呆れて心配し、アスランが叱ったり煽てたり落としたりしつつ重要な役目をシンに任せるのが妙に笑えた。「突破できたら知らせてもらおうか」って、いいねえ。今度言ってみよう。

コニールがローエングリンゲートを潰してほしい理由を語る、けれどそれはよく考えれば、ザフトが前回ローエングリンゲートを潰そうとしなければ起らなかった殺戮であるとも言える。
これ以上殺されないように殺すと、そういう思いにだがどうしても、馴染めない。

そのコニールをアスランが連れていこうとしたとき、ルナマリアが来て「ちゃんと乗せて言うこと聞かせて」という、それに対してアスランが言うのが結構いい。
「そんなんじゃないよ、扱うとか」
「下手くそなんだよ、色々と…悪い奴じゃない」
何だかんだ言ってぶつかってくるシンに対して、兄的な視点で見ているような感じだ。アスラン自身他人と上手くつきあえる方ではないから、やや重ねている面もあるのだろう。
しっかしそのあと、「俺もあんまり上手い方じゃないけどね、人付き合いとか」って、ルナマリアじゃないが「予防線張られた?」と思いますな。女難回避してくれよ頼むから。「さあ」じゃないだろよ、レイよ。そしてレイとルナマリアが並ぶと…女の子二人にしか見えないのは何故だろう。

作戦は分解状態のインパルスが坑道を抜けてローエングリンゲートの間近に現れて叩く。他の部隊は正面で敵MAを惹き付ける、と。
「MSなら無理でもインパルスなら抜けられる。データどおりに飛べばいい」って…そうですかそういう風に合体設定を裏返して使ってきますか。「そういう問題じゃないだろこれはぁ!」って叫ぶシンが可笑しくて可笑しくて大笑いさせていただきました。
でも坑道が真っ暗なのは当たり前だろうよ、シン。
「くっそお! なーにがお前にならできると思っただあの野郎! 自分でやりたくなかっただけじゃないのかあ?! やってやるさちくしょおぉっ!」
面白すぎ単純すぎ。そのガキっぽさがシンだよね。

一方正面からローエングリンゲートに向かうミネルバ一行。タンホイザー起動に際して「街を吹き飛ばさないでよ」と付け加えるタリアが好き。そして密かにちゃんとウムラウトしていたタンホイザーの表記にうけた。他は英語なのに。
それにしても、地球上で陽電子砲を撃つのは環境上いいんですかね。
そして今回ミネルバは空を飛んでいたわけだが…いっそのこと航海するより空を飛んでいった方が速くないのだろうか?

ローエングリンゲート陥落の戦いは、シンの残虐性を滲ませたものとなった。敵MSを砲台に放り込んでそれをずたずたに撃って砲台もろとも爆破。
一方ガルナハンでは連邦軍に対する市民の報復、無抵抗の人を鉄パイプで殴りつけ地に伏せた人の背を撃って「連合は皆殺しだ」と歓喜する人々。
この描写にひどく違和感が、吐き気がしたのは私だけだろうか。異化作用が強く働いているように思う、戦果を讃える音楽とあいまって。
殺戮はあらゆるかたちで繰り返すのだと、まるで笑われているかのように。

街の広場に立つインパルスとセイバー、人々の歓喜に応えつつ降り立つシンの顔は、ひどく幼く嬉しそうだ…自分の手が血に染まっていることなど欠片も気にしていないかのように。彼には報復という文字はあっても後悔という文字はまだないのかもしれない。
それを少し微笑んで見遣るアスラン、彼が次に視線をくれる先には後ろ手に縛られて後頭部を撃ち抜かれていく連合軍兵士がいる。眉根を寄せるアスランには、勝利ということのもう一つの意味が分かっているのだろう。それでもそこから抜け出すことは、出来ないのだ。アスランは既に選んでしまった、その立場を、力を。
「作戦、成功でしたね」とシンに言われ、辺りを見回して歓喜に満ちたガルナハンの人々を見て漸く「…ああ、大成功だな」とアスランが言う。やりきれないと思うのは、何故だろう。
それに比してシンは戦闘の勝利のごく一面しか見えていない。やたら明るく、アスランに指まで立ててみせる始末だ。誉められてにこにこしているところもとても子どもだ。
街から去っていこうとする二人の表情がとても対照的だ。
アスランの表情にはやりきれなさが拭えない、一方シンは人々に讃えられ見送られてとても嬉しそうだ。シンには世界は黒か白しかないのだろう。一瞬で反転するとも、多様な色がありその様々な混合があるとも知らない、子ども。子どもだからシンは平気で残虐にもなれる。
やや上空を誇らしげに見上げるインパルスが、シンそのもののようだ。
人はもっと複雑で、世界はもっと入り組んでいて、痛みは誰にもあって、思いはもっと錯綜しているのだと、いつか気付くとき、シンは少し成長していくのだろうか。
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# by gil-mendel | 2005-02-19 20:07 | seed-destiny

phase-17「一体どこの狸が考えた作戦かしら」

17話戦士の条件。台詞のない議長とレイに妙に存在感のあった回だった・・・・。しかしミーアのコンサート、何だアレは。イメージ変わりすぎだよ議長! つうかあんたの趣味はああいうのかい!?

それはともかくとして、いきなり世界情勢の解説からスタート。総集編じゃないはず!と身構えてしまった。「いいえ姫、争いがなくならぬから力が必要なのです」がもう一度聞けてよかったとしよう。
「力」をどう捉えるかが主題の今回、議長の台詞を持ってきたのは良かったと思う。うん。
しかしあのユニウス7落とし、Break the Worldって後に呼ばれる訳ですか。独創性のない呼び名だ。

さて、スカンジナビア王国に匿われているというAA。
ミーアコンサートを眺めている面々の様子からすると、既にミーアについてやや知っているといった風。そしてラクス、「皆さん元気で楽しそうですわ」って、どうしてそんなに晴れやかな顔をしていられるのだ・・・わからん奴。
カガリとラクスの台詞から判断するに、プラント側は情報統制を行っているからなのかどうか、混乱も表面化せずミーアのコンサートばかりが放映されるような落ち着いた状況。地球連合軍側は、南アフリカ共同体やユーラシア西側地域等で混乱が起っている模様。カガリが「変」だというのも頷ける。
「勇敢なるザフト軍兵士の皆さ~ん! 平和のため、私たちも頑張りま~すぅ!」・・・・全くどこのラクスだよあんたはよ。偽者だと気付かないコーディネイターの皆さん、一体何がコーディネイトされてるんですかね。
議長とプラントについて考えるAA諸君。
「プラントの姿勢は真摯だったわ」というマリューさん、「連合国が莫迦よ」と吐き捨てるそこが好き。議長について「市民から議会から皆宥めて、最小限の防衛戦を行っただけ。どう見ても悪い人じゃないわ・・・そこだけ聞けば」といいつつ、ラクス暗殺について疑念を残す。
キラは「僕には信じられない、そのデュランダルって人が・・・・皆を騙してる」と主張、地球軍を討ちザフトに味方するというマリューさん(+虎?)に反対。
でもカガリ、「アスランが戻ればもう少しプラントのことも何か分かると思うんだが」って、あれから連絡取ってないのにどうしてAAがこんなとこにいるってアスランが知る事が出来ると思うんだろうか。ちと無理がありませんか?
・・・で? 議長、ミーアコンサートを見てその笑みは何ですか。策謀が順調に進んでいるの、そんなに嬉しいですかそうですか。

場面変わってミネルバ、マハムール基地に入港。
ヨウランとヴィーノって面白すぎ。ミーアネタバらしありがとうございます。アスランとラクスの婚約解消ってプラント内に知られてなかったのか? ケーブル2、3本切るってのは今後の伏線ですか、お二人さんよ。そしてやはりラクスとミーアの違いは胸なのか・・・・はぁ。
議長、ポスターとか売って儲けてるんですかね、きっと胸と腰強調のやつ。

アスランは「アスラン隊長」呼びされて非常に普通に受け流し、ヨウランとヴィーノをからかって遊んでいますかもしかして。
レイは地道にセンサー帯域変更を依頼してチェック。真面目じゃん? ていうか地球上で不利なザクでそれだけの努力をしているところ、ひたむきな感じ。他の機体をもらった方がいいんじゃないですかね、本気でさ。

入港してすぐ基地司令官ヨアヒム・ラドルたちに面会するタリア艦長、アーサー副長、アスラン。アスランの名前を聞いて「クルーゼ隊の・・・」とかざわめく基地側。ええい、そんなところで私語をする奴なんぞ軍隊に不要じゃっ!!! 黙らんか!
珈琲豆だけはいいのがある・・・って、これは美味しい珈琲を求めて虎がやってくる伏線か?(ありえねえよ!)

シンルナレイ、三人で歩きながら会話はほとんどルナとシン。常にこんな感じなんだろうな、この三人。アスランに対する態度がガキだと言われて「関係ないだろ」と一人で去っていくシン、あんたそれやったら余計にガキだよ?
だがレイ、何故そこで僅かに微笑んでAパート終わりなんだ!! 何か言え何か!!! 黙って変に笑うなんて、あんたまで黒幕化一直線なのか?!

美味しい珈琲を頂きつつ司令官と戦況について話し合うタリア、アーサー、アスラン。アーサーは省いた方がいいくらい・・・・驚くことしか役割を与えられていない彼に、乾杯。
ガルナハンの攻略有効性が示され、それがかなり困難でかつ議長命令に従えばその道を開くしかないということが明らかにされる。
タリアが「私たちにそんな道づくりをさせようなんて、一体何処の狸が考えた作戦かしらねえ」と言う、そこに被るチェスをする議長。進めた駒はポーンですか? 手駒と思ったミネルバさえ、議長にとってはポーン(歩)でしかないというのかよ。ま、ポーンはチェスの魂ではありますけれどね。そして最終ラインでクイーンになれる駒でもあるが、ギャンビットの手段でもある訳だ・・・・ふっ、議長。あんたは所詮、狸だよ。

空を見上げて議長、カガリ、キラとラクスを思い描くアスラン。頭振ってる場合じゃないだろ?

そして今回のサービスシーン(なのか?)、ルナマリアのシャワーシーンとその横で姉のスカートを穿いてみようとしてウエストが合わず断念するメイリン。
「ザラ隊長の方が全然大人で格好いい」というメイリンに、女難の不安が募る。ついでに「あたしとひとつしか違わないんじゃなかったっけ、あの人って」といらんことに気付くルナマリア・・・頼むから女難で話を繋ぐのは止めてくれ。面倒だ!

夕暮れのミネルバの上、一人でいたシンに声を掛けるアスラン。軽く拒絶するシン。
「ほんっとうに突っかかるような言い方しかできない奴だなあ、君は」という溜息混じりのアスラン。「殴ったことも気に入らないか」って、そりゃそうでしょうよ。
「やってることめちゃくちゃじゃないですか、あなたは!」と突っかかるシン。直情径行というか単純というか、思ったことを口に出さずにいられないようで。

以下、今回のアスランの力に対する現在の思いが見えたので結構そのまま抜粋。
「オーブのオノゴロで家族を亡くしたと言ったな、君は」
「殺されたと言ったんです、アスハに」
「ああ、そう思っていたけりゃそれでもいいさ。だが、だから君は考えたというのか?あの時力があったなら、力を手に入れさえすればと」
「何でそんなこと言うんです」
「自分の非力さに泣いたことがある者は誰でもそう思うさ・・・・多分。
けど、その力を手にしたその時から、今度は自分が誰かを泣かせる者となる。それだけは、忘れるなよ。
俺たちはまたすぐ戦場に出る、その時にそれを忘れて勝手な理屈と正義でただ闇雲に力を振えば、それはただの破壊者だ。
・・・・・・そうじゃないんだろ、君は」
母を殺されやりきれない思いで力を手にし、再び何かが出来るはずとザフトのもとで力を手にした、流され気味のアスラン。けれど彼は、やはり組織の中にあってしか生きられない人間なのだろうと思う。力を手にすることによって誰かを泣かせることを分かってはいても、結局は組織の中で力を握るしかない。
でもシンは今まで、自分の力が振われることによりかつての自分のような者を生み出すことにすら気付いていなかった。それだからアスランの言葉がシンにやや届くのだ。

「俺たちは軍としての任務で出るんだ。喧嘩に行く訳じゃない」
これさえなけりゃアスランはまだまともだったと思う。所詮あんたもその程度の枠しか持っていない男だよ、アスラン! 力に方向付けをする枠が、所詮軍という組織でしかない、それがあんたの弱さだよ。

「それを忘れさえしなけりゃ確かに君は優秀なパイロットだ。・・・でなけりゃ、ただの莫迦だがな!」
はは。言ったよこの人。真実を最後に衝いてエンディングかい。いいね、そういうのもさ。
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# by gil-mendel | 2005-02-12 20:33 | seed-destiny

phase-16「巫山戯てんのはどっちさあ」

インド洋の死闘、一言で言うならアスランとシンの対立戦闘ver.ってとこですか。そして平手の往復ビンタってどうなのさ。
でも今回はネオの口調に笑った! 何だ「ふざけてんのはどっちさあ」って。力が抜けること限りなし! 口調までムウってどういうことだよあんた。

気を取り直して、まずはJ.P.ジョーンズ側から。
地球連合軍側でファントムペインはどういう扱いなのかと悩むこと暫し。基地建設中の軍からいきなりウインダム接収ですか? それも「命令だ」って押し切っちゃうネオ。相当の指揮権を持ってはいるようだが、ジブリールの私兵なのかそれとも・・・?
しかしこの作戦は完全に誤り。ミネルバは基地を未だ見つけてる様子はないんだし、無駄にウインダム落とされるよりはここではスルーしておいた方が良くはなかったのかと。ネオの判断ミスで基地は見つかるは兵力無駄遣いするは、指揮官としてどうなのかと突っ込みたくなることこの上なし。それとも何だ、わざとやっているとでも? 「ステージが悪かったな」で済むような問題か?!

それにしても、ステラ→ネオの図式は凄まじかった! 「俺もステラと出られないのは残念だがね」とか言いつつ髪の毛撫でるネオはどっちかつうとやはりお父さんっぽいのだが、ステラの様子は本気で恋する少女。その後も基地防衛を任されているにもかかわらずネオの危機に思いっきり「ネオ!」と叫びつつ水面突っ走って駆け寄るガイア。
ネオ依存症、と見えるのだが・・・・・今後の展開が気になるところ。ま、ネオから見れば「ネオと三人の子どもたち」であるのだろうけど。スティングがしっかり者長男、アウルがいたずらっ子次男、ステラが末っ子。末っ子は甘えん坊さん、ってとこで。

一方のミネルバ側。
アスランは自由意志という鎖が重そうだ。わざわざタリアに「私にはあなたへの命令権はないわ」と言われながら「私も出ます」と言ってしまう。
人間、自由だと言われることがある意味一番辛いのかも知れない。自分の一挙手一投足が自らの意志と責任のみによってなされる、それは誰にも言い訳できず申し開きする余地のない、重さ。
平和を訴えにプラントに赴いたはずのアスランは、自分は何をしているのだろうとそのうち振り返る時が来るのかも知れない。巧妙な導入があったとはいえ、完全に自らの責任で手を染めていく戦いを、どんな思いで振り返るのだろう。

で・・・ザクに大気圏内飛行能力がないということは分かってはいるが、しかし地球上での任務を授けた以上、何とかしてやれよ議長・・・・・・。ルナマリアはともかくとして、レイが横目でシンを睨んでるよ。本気で拗ねる前に手を打ってやってほしい。不利な機体でも戦いに出て役に立ちたいタイプなんだから、艦長もその辺読んでやってくれ、頼むから。不憫じゃんか。

セイバーはカオス等と同系列同時期に作られた機体だと思っていたが、それがunkownってどういうことだろう。カオスほか2機はファントムペインに渡すこと前提で作られた機体で、セイバーは最初からアスラン専用機として議長が分けていたとしたら・・・・。

シンとネオ、アスランとスティングとの戦闘。ええっと、スティングはほぼアスランにスルーされてませんか? ネオはあんなにレイザクを回想してくれたのにそちらに参上しなくて残念だね。
シンに「出過ぎだぞ!」と注意するが「ふん、文句言うだけなら誰だって!」と言い返されてしまうアスラン。指揮命令系統組んで戦うには相互信頼関係が余りにもなさすぎ。アスランが形式的に上官だから仕方ないけど、チームプレイに慣れない二人を上下関係として出撃させたのはタリアの判断ミスだろう。
シンもアスランもともにガキだなあとつくづく思った。
「シン、下がれ! 乗せられてるぞ!」というアスラン、戦況判断としては正しいな。それに対して「五月蠅い! やれる!」と怒鳴り返すシンは、母艦のことを考えているのかね。

レイ・ルナ対アウルの戦闘は水中。
「ビームライフルではだめだ、バズーカを」って、搭乗者が指示するまでビームライフルの予定だったんですか? どんな整備だ。
水中戦はとにかく苦手、被弾もしてしまうルナマリア。それに比して、レイはよく頑張っているよ。明らかに水中戦用の機体に対して不利なザクでよく頑張った。だからはっちゃけたアウルも「大物は落とせてないだろ」といわれて君たち二機をではなくボズゴロフ級を沈めに行った訳なんだけど。

ネオを守って出てきたステラと戦闘になって、ついでに陸地へ入ってしまい建設中の基地と恐らくは強制収容されて基地建設に狩り出されている民間人を発見するシン。逃亡しようとして射殺される民間人に、オーブで喪った家族がダブる。
シンの価値観として、戦闘員は皆殺しにしてよく、民間人は殺されてはならないと言う想いがあるのかも知れないと、思った。・・・明らかに戦闘目的見失ってはいますがね。あんたが基地にはまってる間に僚艦喪ってますぜ、シン。落ち着けよ。そういうの見つけたらまずは母艦に指示を仰ぐのが常識だろう?

そして戦闘終結後ミネルバにて、アスランの往復ビンタを喰らうシン。ええと、平手打ちですか? ま、加減しているってことでいいんですかね。それにしてもアスラン、大人気ないな。そんなに激怒した顔を見せても意味ないだろうにね。
「俺は間違ったことはしてませんよ! あそこの人たちだってあれで助かったんだ!」と言い募るシンに、「戦争はヒーローごっこじゃない! 自分だけで勝手な判断をするな! 力を持つ者ならその力を自覚しろ!」と吐き捨てるアスラン。
色んな意味でそこで殴るのは間違い。殴って言うこと聞くような人間じゃないということもあるし、レイやルナマリア、整備兵たちだだっ引きってのもあるし、問題の解決方法を些か学んだ方がいいんじゃないかと思う。言っていることは正論だったとしても、そんなやり方は事をこじれさせるだけ。
タリアじゃないけど溜息をつきたくなりつつ、次週へ向かう。
しかしファントムペインの仲の良さに対して、なんていう不協和音なんだミネルバは。これを乗り越えるイベントが今後描かれる・・・・・んだよね? そういう線だと思っておこう。
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# by gil-mendel | 2005-02-05 20:46 | seed-destiny

EDITED「君に出来ること、君が望むこと、それは君自身が一番良く知っているはずだ」

総集編に新しいものがある訳なかろう? と思ってはいたが、僅かに新しかったもの。
1,ザフト・地球連合の勢力図。
2,ナレーター。

1について。CE73年10月段階での地球圏勢力分布図が地図にて示されたことは意義深い。
ザフト勢力圏はオーストラリアとアフリカ北西部ごく一部、そしてスペイン辺りのみ。
中立国部分は条約締結までは、オーブを含む太平洋南洋諸島、フィリピンからインド、中東から黒海南岸あたりまでを含む一体と、北欧三国。これが条約締結によってオーブ以外消滅、地球連合勢力圏に。そしてオーブも後を追って同盟条約を締結する訳だ。
それ以外が地球連合勢力圏で、大西洋連邦はその盟主というべき位置づけか。

この勢力図を見た時、オーブ一国のみが中立国として黄色く塗られていて、何故かとても切なくなった。小さな、余りに小さな島、オーブ。北海道くらいの大きさにしか見えない小さな国に、例えどれほどの国力があったにしても、一国では中立を保つことはやはり困難だったろう。ウナトらの判断は、冷静な為政者としてはそう外れてはいない。
「・・・所詮血塗られた道だ」。
例えばオセロの駒をひっくり返していくように中立地帯を増やそうとすれば、それは少なくとも、他の駒が必要だ。オーブは既に地球連合側に周りの駒をひっくり返された、だがそれは考えようによっては、オーブの外交上の失策といえなくもない。完全に一国で中立や平和が保てると思ったら大間違いだ。カガリの失敗はその辺りか。

ついでに書いておくと、オーブはかなり赤道に近かったように思うのだが・・・・人々の服も植生も、とてもではないがそんな暖かなところのようには見えん。
ま、オーブからカーペンタリアが結構近かったのは分かりましたけれどね。

しかし地球上にカーペンタリアとジブラルタルしか基地がないのはザフトとしてはどうなんだろうと。私が議長なら、もう少し基地の数が欲しいと思うだろう。地政学上もあの2カ所で事足れりとは思わないですな。

2について。ま、いいんじゃないですか。一部聞き取りにくいところがあったんですけどね。ラクスの歌と被った辺りとか。中の人の外側を考えると少し楽しくなりましたしね。

総集編ですから、とりあえずここまではどのように世界情勢が動き、それぞれが新たなる戦場にどのように踏み出していくのかを描いたのだということで、FA?
にしても、トダカ一佐に総集編で台詞があるのにネオにないってどういうことですか。
そして、Aパートの終わりもBパートの終わりも議長って、どういうことですか? 総集編に出てくる議長はまるで善人のようにしか見えないのに(前後削ったらそりゃそうなるわな)、パート終わりに出てくる表情だけが妙に真っ黒で、もうどうしてくれようかと。


もっと入れて欲しいカットがあった気が非常にしますが、当面は次週に期待を繋ぐことにします。
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# by gil-mendel | 2005-01-29 19:20 | seed-destiny



議長至上主義。黒くて結構!
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