ちっちゃな種が暮らしいい。

2005年 08月 13日 ( 1 )

phase-42「あれは亡霊だ」

アスラン…そうだな、君は真実を衝いたよ。ラクスも議長も君を戦士として扱う、人を手段として扱う奴だということを!
レイ、睨みすぎ。フリーダムの搭乗者が死んだかどうかを調べなかったのは自分だろう! 睨んだって失策は取り返せないぞ! 早速フェイス権限使いすぎだ君は!
ドム3連星、「ラクス様のために!」ってくだらねえ。てか、ジェットストリームアタックはあれは笑わせたいんだよな? 失笑したわ。
シン……がんばれ。デスティニーエネルギー切れかあ…。
タリア、かっちょいい! これでレイがいなきゃもっとやりやすかっただろうに…この世界一番の苦労人タリアに幸いあれ。
ムウ、てかあんたはもうムウでもネオでもない! てか、あんたのその台詞は危険すぎるんだよ! お前が何の不可能を可能にしたよ、可能も不可能にしてきた癖に! ステラを、スティングをアウルを思い出せーーーーっ! 人を弄んできた男が、何が不可能を可能にだよ!




第42話、「自由と正義と」。いずれもを、この情勢の中で、だが信じない。
今回は完全に1週間出遅れた感想で、よって結構端折ってます。



アバンにメイリンの肩を借りてAA艦橋に現れるアスラン。
「大丈夫です…CICに座ることくらい出来ます」
CICを舐めてんじゃねえぞアスラン! くらいって何だくらいって。


一方、マリューさんはムウをスカイグラスパーと共にAAから降ろしていた。腕のくびきを切り落とす。
「もう、怪我も治ったでしょ。ここにいると、また怪我するわ」
…ええと、ムウを拾った目的は療養ですかマリューさん? なら地上のあらゆる負傷兵や一般人を拾ってみろよ! できもしない癖に、しようともしない癖に!
「スカイグラスパー、…戦闘機だけど、用意したから」
逃げろっての? 相手が何をした人間だか分かってて? あのベルリンの大惨事を引き起こした張本人だってのに? ああ罪を憎んで人を憎まず、いい言葉だよな! だが私は忘れない、決してそれを忘れない。
まあ現実的には、連合軍捕虜としての役割が全く機能しなくなってしまった現在、ムウなぞ置いておいても積極的価値はない訳だが…なら拾わなきゃいいんじゃないかと。
私情で殺戮犯に戦闘機を譲渡する、それは美談でも何でもない。
「あなたはムウじゃない。……ムウじゃないんでしょ!」
本人がムウだと名乗った訳じゃなし。…いや、マリューさんの気持ちは分からなくはないんですが……それでもちょっとどうかと思います。


一方、メイリンをAAから降ろそうとするアスラン。
ザフトと戦うこの戦いには巻き込めないとアスランは主張。いやそれなら初めから巻き込むなと。大体君が脱走したのは当然ザフトとの敵対も含んでのことだろう?
だがメイリンは、姉を回想。しかも姉と仲の良くないシーンばかり。…え?
「大丈夫ですから…あたし、大丈夫ですから! だから、置いていかないでください!」
そういう回想をつけると、姉と仲が悪いからミネルバと敵対するように思えるんですが…どうなんですかね、その辺り。


で、AAは完全復旧したんですか? あと2日かかると言ったのはアレは嘘ですかマードック?



戦場にたどり着いたミネルバへの旗艦からの呼びかけに、タリアは答える。
「しかし目標は? 未だ押さえられないのですか?」
まあどっちかっていうと、目標を押さえることよりもオーブを攻撃することがこの作戦のポイントですから。

アカツキとデスティニーが戦闘へ。
「こいつに来られたらオーブはっ!」
いや別にデスティニーに限ったことではないんですがね、カガリ。
シンはカガリの技量を完全に押している。
「あんたが大将機かよ、大した腕もない癖に!」
中の人がカガリだと、まるで知っているかのようなシン。
アカツキがどれだけ高性能な機体かは知らないが、中の人に満足に扱える技量がなけりゃ結局意味がないってことか。…ウズミよ、無駄だったな。オーブを守りたいならそれ相応の腕を持った者に譲渡すべきだった。
デスティニーはアカツキの腕を一本落とし、更に攻撃を重ねようとしたところで、上空から降下してきたのがストライクフリーダムとインフィニットジャスティス………。
はあ。すみません、こういう展開で燃えるようにはできていないんです。ひどく萎える。MS同士が手つなぎで空から降りてきて窮地に陥った姫を救う、そんなものが見たい訳じゃない。


ストライクフリーダムの登場に最も衝撃を受けたのは、シンとレイ。シンは己が落としたはずの機体復活に混乱に陥り、レイは憤りに殺気を放っている。その睨んだ顔、怖いながらに結構いいかも。
で、何故彼らがフリーダムとストライクフリーダムをイコールと見なすのか。明らかに別の機体なのだが…認識コードを全く同じものを使っているとでも? いや、レイは明らかに肉眼で認識しているし…ここは、搭乗者から同じ電波が発信されているのを感知しているということで。


「本艦が前に出ます。宜しいですね。…離水上昇急げ、面舵10。これよりAAを討つ!」
タリアはAAを落とすことを決意、ミネルバで前に出る。
「ミネルバが来るわよ…いいわね!」
マリューもミネルバとの対峙を決意。
アーサーかっこいいよアーサー! うろたえたり驚いたりしてなきゃ実は普通の軍人だよね! いやちっとも砲撃当たってないけどさ!
「トリスタン・イゾルデ、照準AA!」
「ゴットフリート、バリアント、照準…ミネルバ!」
「「てえぇーーーーっ!!!」」
うお、ハモるのいい感じ!! どっちも頑張れ!


っと思ったら、ものっそい憤りを持ってレイがストライクフリーダムを睨み付けていたCM前。うお!
……それだけ怒るならさ、あの時最後まで搭乗者の死を確認しておくべきだったろ? 怒ってみても仕方ないじゃん、自分の失策なんだからさ。
だが、レイの憤りには、やはりラウの件での私怨があると思われて仕方ない。ただ議長の行く道を塞ぐ、それだけの存在としてキラを憎んでいるとはやはり思いがたい。
最高のコーディネイターとして作られた、ある意味「君のようになりたいと」願われる存在と、そこへ至るまでに踏み台にされた、寿命の短い失敗作クローン。
どちらの側に深く心惹かれるかと問われれば、やはり私は、無駄に最強で不死身な者よりは、痛めつけられた者の側に立ちたい。



さて、ドムトルーパー3機が登場。
「ラクス様のために!」
…………個人崇拝は本気で良くないと思うんですがね。吐きそう。
ザフトのために、の対義語としてあるというのなら、より劣化した、対義にも大義にもならない言葉としか言いようがない。偉大なる首領様のためにとしか聞こえない。
まあAAやエターナルの矮小さ卑小さを表わすというのなら、そう受け止めておきましょうか。


ラクスはインフィニットジャスティスでAAに降りる。
それを迎えるアスラン、メイリンに肩を借りて。いや君、CICの任務はどうしたんですか? そうやって引き受けた仕事をどんどん片端から自分に見合わないと放り出していくから信頼が得られないのだよ! 待ってりゃラクスなんぞ艦橋に戻ってくるんだから、せめてそれまでCICで働いてろと。それとも何ですか、明らかに自分の色の機体っぽいので自分にくれるんじゃないかと気になりましたか? この自意識過剰男が。
ラクスのパイロットスーツはピンク。……特注なんでしょうな。はあ。
そのラクスを見るメイリンはひどく驚いた顔。まあミーアを見ていますからね。
「君が乗っていたなんて、大丈夫か」
「はい、本当にただ乗っていただけですから。アスランこそ、大丈夫ですか」
「大丈夫だ」
「お体のことではありませんわ」
……頭が大丈夫かって? てか、明らかにアスランは怪我人だろ? 身体の心配をしてやっても罰は当たらんのじゃないですかね、ラクスよ。
要するに人間として大丈夫か、正しいのはAAであると認識し、ミーアを認めた過去を悔い改めたかと教主ラクスは問うている訳だ。
罪人アスランはミーアを認めた過去を告解する、ただし回想で。


一方、ストライクフリーダムと斬り結ぶデスティニー。
さっさと種割れしたキラは真剣白羽取り………いやありえないから!
「これがビームだったら、もう終わってるって、そう言いたいのかよあんたはぁっ!」
ビームじゃなくたって終わってるよ、シン。頭に血が上っているぞ、落ち着け。


ミネルバでは、タリアがAAのエンジンを狙わせている。……そうだな、何をしてもきっとAAは落ちないんだろうな。それを思うと、ミネルバが気の毒ですらある。
そこへ待機室からいきなりレイが通信を入れてくる。
「艦長、シンを戻します。状況が変わりました…よくありません」
待て、レイ。艦橋の現在の必死さが分かってるだろ? そりゃ君も必死なんだろうが、タリアに通告するタイミングとしては今ひとつだよ。
ていうか、レイの最近のタリアに対する物言いは、報告というよりどう見ても通告だな。
「なら、あなたかルナマリアが出なさい」
「無論、我らも出ます。その前にシンの帰投を。整備と補給の必要もあります。あれを落とさねば、この戦闘に勝利ははありません」
この忙しい時に何を言ってくるんだ! とタリアならずともキレそうなところだが、そこは大人、レイの要求を呑んでやるタリア。
「いいわ、任せます、でも急いで。…アビー、前線の状況はどうなっているの? 目標は未だ押さえられないの?!」
うう、アビーのせいじゃないよタリア。怒鳴らんでやってくれ。


「こいつ、何で落ちないんだよおぉっ! 落ちろっ!」
頭に血が上ったシンに、レイが命令する。…命令とか通告とか似合いすぎて怖い。全くラウの遺伝子そのままだな君は!
「シン、帰投しろ」
「何で、まだ!」
「命令だ。奴に勝ちたければ、一旦戻るんだ。いいな」
それを聞いて計器を見たシンは、初めてデスティニーのエンジン切れ直前状態に気付く。…あれ? 核動力も搭載してませんでしたかねデスティニーは? それとも地球上では使えないのか?
それにしても、シンはレイなしでは戦えない状態だな。それはシンにとっていいのか悪いのか…。


カガリは国防本部のユウナの元へ。
ユウナの顔は既にボコボコにされている。……やりすぎじゃないですかね、オーブ国防軍諸君。殴ればいいってものじゃないんだよ全く。
「ひどいよこれは! 僕は君の留守を一生懸命、」
しかしカガリはそのユウナを更に殴り飛ばす。…相手が弱い立場にいるのを更に殴り飛ばすのは如何なものか。オーブで国家元首を務めようとする者ならば更に如何なものか。まああの国には基本的人権とか特別公務員暴行陵虐致傷罪とか存在しないんだろうな…。
「お前だけが悪いとは言わない、ウナトやお前、首長たちと意見を交わし、己の任を全うできなかった私も充分に悪い! だがこれはなんだ! 意見は違っても、国を守ろうという思いだけは同じと思っていたのに!」
国を守るとはいったい何のことかと思う。逃亡し、都合のいいときだけ現れる元国家元首が何を言うのだろうかと。
確かにユウナらの選択は不正解だろう。だがそれは、同じく誤った選択をしたカガリが言い募るべきことでもあるまい。
カガリには失望した。ユウナらを国家反逆罪という巫山戯た罪名に問おうという時点で、もう正直、うんざりだ。だが今回は更に絶望させてくれた。オーブという国を、結局はカガリも引きずり回しただけに過ぎなかったのではないか。己の責任を果たさないまま、問題から逃避し、世界を勝手に漫遊し、戻ってきたらこの様か。…ああ、似合いだよオーブ、この国にはこの程度の元首がな!


一方、ラクスと対峙しているアスラン。
ジャスティスを示され、躊躇うアスランにラクスが言う、
「何であれ、選ぶのはあなたですわ」と。
だがその選択肢しか示されない状態で、人は選んだと言えるのだろうか?
だからアスランはやや憤りをもってラクスに問う。
「君も、俺はただ戦士でしかないと、そう言いたいのか」と。
自分を戦士、ただの戦う駒として扱い、そうでなければ切り捨てようとする議長の掌から逃げてきたと思ったのに、キラとラクスの元に戻って示されるのはまたも戦士という駒なのかと、アスランは怒っている。
アスランの怒りととまどいは、だが理由のあるものではある。ラクスにとっても議長にとっても、所詮、アスランというのは一つの力のある駒なのだ。それをどう言いくるめるかは別として。
「それを決めるのはあなたですわ」
そういうラクスの言葉に、だが私は、怒りしか感じ得ない。そう仕向けたのはお前ではないかという怒りしか。
「そしてあなたは、確かに戦士なのかも知れませんが、アスランでしょう? きっと、そういうことなのです」
……そう言うのなら、アスランの前にインフィニットジャスティスなど降ろさねば良いのだ!
何かしたいと思ったときに何もできない、本当にそうなのかキラよ?
人間は暴力以外に語る術を、暴力以外に世界を変える術を持たないと、お前はそう思うというのか? だから己もダブルスタンダードな言い訳をつけて剣を取り、アスランにも取らせようとそう言うのか? 巫山戯るな!
……だがアスランは彼らの言葉にさらりと騙され、インフィニットジャスティスに乗ることを選ぶのだ。哀れなるかな、アスラン。
アスランがラクスの言葉を聞いて連想したのは、議長だ。
己にできること、己の望むこと、それは己自身が一番よく知っている…。
ああ、そういうことなのだ、つまりは。




AAに迫った砲撃を、撃ち落とした機体が一つ。スカイグラスパーだ。
驚くマリューに、ムウが通信を入れる。
「すまんな、余計なことして。でも俺、あのミネルバって艦、嫌いでね。大丈夫、あんたらは勝てるさ。なんたって俺は、不可能を可能にする男だからな」
待てムウ! 嫌いかどうかという問題じゃないだろう! 照れ隠しにしたって、言って良いことと悪いこととあるだろうが! 不可能を可能にするだ? 巫山戯るな、先ずはステラを生き返らせてみろよ! 嫌いだからミネルバを執拗につけ回していたとか言うんじゃないだろうな! 戦争はいつから好き嫌いの感情でするものになったよ!!!
お前なんか、ムウでもなければネオでもないわ!


オーブ軍は内部に造反者を抱えている。封鎖したはずのカグヤの近くと思われる場所で、ジブリールとその猫がオーブ兵の一部に守られている。
「第3区異常ありません」って、異常ありありだよ。


ミネルバでは、デスティニーの修理を終えてシンが再出撃しようとしている。
一緒に出ようとしたルナマリアを、だがレイが止めた。
「ルナマリアは残れ。……命令だ。気を散らせばシンは負ける。今のあいつにお前は邪魔だ」
そりゃそうだけど! ルナマリアがいればシンは確かに守らなくてはいけなくなって、集中できないだろうけど、でもその言い方はないだろうよレイ!
……言い過ぎた、とでも言わぬ気に、驚いたルナマリアから顔を一度背けて走り去っていくレイが、少し可笑しかった。

「落ち着いていけ、シン。お前が挑発に乗って自分を見失ったら、勝てるものも勝てない。それこそやつらの思うツボだ」
機体に搭乗して尚シンに声をかけるレイ。実は一番挑発に乗っているのは君ではないのかね、レイ。落ち着けよ、お前が。
「わかってるよ」
「だが、あれは亡霊だ。今度こそ沈めるぞ」
……亡霊は君なのだよ、レイ。残念ながら、な。




アスランは議長とラクスの言葉を回想しながら、インフィニットジャスティスに搭乗する。
「アスラン・ザラ、ジャスティス、出る!」
発進の言葉が「出る」に戻った。それはアスランが迷いから立ち戻ったということを示しているのか。

自由と正義、いずれの名の下にも、だが、屈しない。
正義という杖に寄らねば立てぬ者にも、自由という剣を振りかざさなくては己の放埒を正当化できぬ者にも、未来はないから。
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by gil-mendel | 2005-08-13 17:23 | seed-destiny



議長至上主義。黒くて結構!
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