ちっちゃな種が暮らしいい。

2005年 05月 29日 ( 1 )

phase-32「共闘できればとも思うけど、難しいわね、今となっては」

"正義の味方"が許せない、そう思うときはある訳で。
強すぎるよムラサメ、今までは何だったんだ! それともAA補正か?! ネオも仮面都合良く外れすぎ! てかキラはムウだと気付きすぎ! 他に気付くべきことあるだろうが!
議長、この筋書きを実は書いていたのはあんたなのか? 議長真っ黒だよ議長!


第32話「ステラ」。救いのない、世界。


アバンは燃え盛るベルリンから。
デストロイはロシアから西進。どうやらユーラシア中西部にはザフト軍が駐留済みだったらしく(いつだよ!)、そこをバリバリと焼き払うデストロイ。人死にすぎです。
ザフト側が「ここでくい止めるぞ!」とか言うものの、全く歯が立たずあっさりと撃破されていく。

ジブリールがそれを見ながら、「どうです、圧倒的じゃないですかデストロイは!」とロゴスの面々に自慢。…今回、どこぞで聞いた台詞が妙に多いようで。ロゴスの連中が呆れているじゃないですかジブリール君。
焼きゃあいいってもんじゃないんですよ焼きゃあ。そのあと地球を統治する上で賛同が得られない方法を採ってどうする。恐怖政治は倒される、これが世の習いなんですよ。

天を切り裂いてビームが奔る。デストロイの前に飛来するフリーダムとAAの、この正義の味方的扱いはどうよ?
ネオがステラに、「そいつはフリーダムだ、手強いぞ」と声を掛ける。…ネオよ、ステラのことしか考えてないだろう? スティングはどうでもいいんかいスティングは。
そしてステラがデストロイを変形させるんだが…多分MS形態の方が戦闘力も高くなるんだろう、そういうことにしておこう。観ている側も「これは…MS」って、今まで何だと思ってたんですか! 壁か? 使徒なのか?



相変わらずベルリンを薙ぎ払っていくデストロイ…いやステラ。一方、活躍させてもらえないスティングは機嫌悪し。まあな、デストロイの方が搭乗者の安全性は高いだろうというネオの考えは分からんでもないが。それとも本気で適性か? スティングはあそこまでバーサーカーモードには入れないだろうって?
デストロイはAAのゴットフリートもあっさりはじき返し、キラも苦戦。
それを見てカガリが自分も出ると言う。さらにアマギらオーブ兵も「この戦い、オーブのためのものではありませんが、それをただ見ていることなどできません」と参戦を主張。傍観は時として罪だと思うが、それを連合が知ればオーブという国そのものがどう捉えられるか、考えてのことなのだろうか? カガリ単機であれば言い訳もつくだろうが…。
「いいの?」とカガリに尋ね心配そうに見送ったマリューさんだけが、少し考えているように思えた。


舞台は一度プラントへ。
退避勧告も何もないままデストロイに都市駐留軍の殆どが壊滅させられたという情報に、最高評議会は色を失い、駐留軍の撤退をと議長に進言する。ていうか、思ったより駐留軍多いんじゃありませんかね、議長? ユニウスセブンの被害から救う名目で随分地球に軍を送り込んでませんか? あれを落としたのもそもそもあなたでは? 正に計画的な、まさしく計画的なあなたの構想のままに進んでいるんですね。
議長は「だが、下がってどうする。下がれば解決するのかね?」と一喝。
うっと詰まる軍高官が気の毒。…そりゃ、下がって解決する訳じゃないですが、あれは手に負えませんわな。
「ミネルバは! 今どこにいる!」と議長が叫んだとき、そのミネルバはギスギスした人間関係をそのままにお花畑の上を飛んでいました。アルプス越えか?
「艦隊司令部の命を受け、現在ベルリンに向かっております。しかし現状あの船も戦力に乏しく、送ったところで」
「かもしれんが、だがやらねばならんのだ! 誰かが止めねば奴らはますます図に乗って、都市を焼き続けるだろう! そんなことは決して許されるものではない!」
…ええと、議長。そりゃそうですけどさ。勿論そこにザフトがいるから都市が焼かれるということは先刻ご承知だということを前提と致しますと、焼かせないためにはまず撤退では? いやいや、シンの力ならデストロイを止められるとお考えなんですかね?
あくまでも地球の人々の感情をプラント側に寄せることに熱心な議長がある意味凄いと思いましたね。地上のザフト軍は(基地残留部隊を除けば)相当壊滅してるんですぜ? そのうち軍から離反を喰らいませんかね? まあ結果良ければ全て良し、なんだろうけれど。
にしても、議長が苦悩してそうな顔をしながら欠片も慌てていないのに笑った。あらゆる意味で議長の筋書き通りなのか。デストロイ情報も事前に得ておきながらその時点で壊す手を打たず、破壊させるがままにしておくとは…ステラを逃がすシンにレイが荷担したのも議長の筋書きの上なんだとでもいうつもりか? あんまりだよ、議長…。


ストライクルージュとムラサメが射出されていく。カガリのためというよりは明らかにミリアリアのための演出。ま、ラクスの声が入るよりも余程安定しているから良しとしましょうか。

フリーダムと戦闘中のスティング。「MSの性能で全てが決まる訳じゃねえ!」…いやその台詞は言わない方がいいかと。洒落にならんし。
そこへやって来たムラサメ3機がカオスを攻撃。まあ確かに、MSの性能が全てじゃない、それは自分自身にも言えることだと。


ベルリンの現場にミネルバ到着。そこにフリーダムやAAがいるのを見て衝撃を受けるタリアたち。
「流石正義の味方の大天使ね、助けを求める声あらばってことかしら」
タリアの声が皮肉たっぷりに聞こえる。あの艦には主砲を破壊されるなど酷い目に遭わされている、しかもどちらつかずの行動を戦場で起こされて痛い目にも遭っている、もううんざりと言いたいところではあろうか。
にしても、タリアのコンディションレッド発令を聞いて「は、はい!」とアーサーが直立不動したのがおかしかった。本気で和み系キャラですな。
おや? またメイリン横に戻ってませんかアーサー。タリア横は前回怒られたのかね?


待機室にて、シンとアスラン、ルナマリア、そしてレイ。皆座っていたのにレイだけがずっと外を見ている。シンのみがパイロットスーツで、コンディションレッド発令を聞いてそこから出ていこうとする。
そこへタリアから指令が入り、AAが現場に既にいて地球軍と交戦中と告げる。それを聞いて思わず「キラ…」と呟くアスラン、そのアスランを見遣るルナマリア(裏事情を知っているからか)、「何で奴らが!」と怒るシン。
「思惑は分からないけど、敵を間違えないで。戦力が苦しいのは承知しているけど、本艦は何としてもアレを止めなければなりません。…司令部はあなたに期待しているわ、お願いね」
あれほど逆らったシンに、そう声を掛けねばならないタリアの声は、勿論穏やかではない。それでもフリーダムと戦闘を始めかねないシンに釘を差し、やる気を出させようとする上司…本気で大変だねタリア艦長。部下も上司も訳が分からん中で、よくやってるよ。
シンは去り際にアスランを一睨みしていく。俺が期待されてるんだ俺俺!な感じ。「シン、」と呼びかけて威圧されてしまい黙ってしまうアスランが不憫。もしかしたら、キラはこんな奴でと説明をしそうだったか?
厳しい顔で振り返るレイが、だが一番意味ありげだった。台詞なしの癖にAパート最後でそんな意味ありげな感じ出されても怖いだけだぞ! それとも何か? デストロイにはステラが搭乗している、だからシンはステラとの対決になると知っていてか? …まあ、議長から大概のことは聞いている位置にいるのだから知っていてもおかしくはないが…だとすると、皮肉だな。
それともあの視線はアスランにか? だとしたら、キラの名前をうっかり口にしたアスランに対するものだということか?


キラは対デストロイ戦にてさっさと種割り。
AAはキラ劣勢をみて慌てる。「市街地だからローエングリンも撃てないし」いやいや、殆ど壊滅してるんだしこのままにしておいたらさらに壊滅するんだからいっそ使った方がよくありませんか? AAはミネルバとは違って環境破壊はしないとでも?
ステラへの攻撃を見ていたネオが「くそお、やらせはせん!」と介入。ここでこの台詞が使われるとは思いませんでしたわ。
ウィンダムを見たキラは「あのウィンダム…何で?!」と、何かに気付いた様子。それは種割れ状態だからネオ(=ムウ)を感知したとでも? いや、ピキーンも何も無かったんですが…戦い方の癖で感知ですかね? 或いは、何であんな変な色、とでも?
フリーダムの攻撃は悉くデストロイに弾かれる。便利なシステムですな。
ステラは「怖いものは皆なくしてしまわなきゃ」というネオの言葉を思い出しては地を炎で薙いでいく。

そこへインパルスとAAが参戦。
マリューさんはAA現るの報に危機感を覚える。まあそりゃ、以前のことがありますしね。
タリア艦長は冷静だ。「共闘できればとも思うけど、難しいわね、今となっては」
殺し殺された過去があればあるほど、例え共通の敵がいたとしてもそう容易く共闘などできないのが人間だ。謝罪もしてこない相手と何が共闘だと、言いたくなるのが人情だ。そこに崇高な目的があり、そのためには手を携えるのが圧倒的に有利だと分かっていても、とても共闘になど踏み切れないのが我々だ。まして、ミネルバの被った損失は相当なものだったのだから。
目的を同じくするはずなのに共闘できない、それは、人の弱さでもある。
だがそれでもタリアは戦う相手を間違えるなとシンに申し渡している。それは正しい判断だと言えるだろう。戦況上、完全な共闘など無理でも、少なくとも無駄に味方の可能性があるものを撃たない、それは大切なことだ。


シンはデストロイの脚を狙う。図体が大きなものの脚部を狙うのは間違いではない。しかしステラが搭乗していると、シンは知らない。
だが、ステラでなかったらいいのかという疑問は、やはり拭われることはないだろう。エクステンデッドが搭乗しているとは当然想定がつくはずで、ステラと同様の身の上の人間がそこにいるだろうと、シンは何故思わないのか?
ステラが放つビームの間をかいくぐり、シンは真っ直ぐコックピットあたりへ飛び込んでいき、そうしてサーベルで切り裂く。…どうして他のMSにできないことがシンにできるのかよく分からんが、まあ主人公だから、ザフトのエースだからということにしておこう。
恐怖に怯えたステラは半分泣きそうになりながらまたもや地上を薙ぎ払う。…ある意味、何度薙ぎ払われてもまだ全滅していないベルリンは素晴らしい都市かも知れない。同じビル群が幾度も壊れては直り壊れては直りしているような…気のせいか?

「どうしてこんなことを…何でそんなに殺したいんだぁっ!」
シンの叫びは泣きながら怒るステラに届かない。再度デストロイへ飛び込もうとしたシンに、いきなり横からネオがウィンダムでタックルを掛けてくる。「何を!」と怒るシンに、「あれに乗っているのは、ステラだぞ!」とネオが叫ぶ。
…え? ネオさあ、インパルスの搭乗者がシンだって知っているからそう言う訳だよね? いや、一応「約束…するよ」って言ったじゃないか? 今そういった瞬間にシンに約束違反で倒されてもおかしくないんじゃ?
だが何故かシンはネオに怒りを向けるのではなく、自分が殺そうとした相手がステラだということに強い衝撃を受けて固まってしまう。都合良くデストロイのコックピット付近も程良く裂けていて、そこからステラの顔を視認できる。いや都合良すぎだから。ちなみにこの時点でステラのパイロットスーツには破片がかなり突き刺さっていて痛そうだが、何故か血は出ていない。不思議だ。

空中で動きを止めてしまったインパルスからウィンダムがやや離れる、それを見たステラがネオの危機と思ったか一歩前へ出る、そこへフリーダムが追い打ちを掛けてコックピット付近がさらにやられる。この一撃でかなりのダメージを受け、デストロイは倒れかける。
キラがシンに、「何をやっている、的になりたいのか!」と叫んでシンが唖然とする。シンは時々的になってしまう人のようですな。それでもシンは動けない。当然といえば当然ですが。
ミネルバから見ていたタリアらは何故シンが動かないのか分からず茫然。

キラはマリューに「こちらを頼みます!」と言ってネオを達磨に。ネオは墜落、コックピット部分だけうまく外れて吹っ飛んだ後機体が爆散、さらに都合良く仮面も外れてネオは地上に放り投げられる。
そこへ近づくAA…キラは搭乗者の回収まで頼んでいたっけか? 落ちているものなら何でも拾う、それがAAなのだとでも?
画面に映る男の顔が見えないのに、マリューさんは悲痛な声を小さく上げる。それは明らかに、誰だかを見分けた様子で。
…体つきや髪の色、その他様々なものにマリューさんはいつもムウを探していたのではないかと思えるほどの反応の早さだ。多分、そうなのだろう。
人が大切な人の死に慣れるのは、時間が掛かる。死んだと分かっていても、ついその面影を探してしまったり、その人がいるかのように振る舞ってしまったりもする。吹っ切れて新しい人生を歩んでいた訳では、なかったということか。


一方、固まったままのシンにはタリアから叱咤が飛ぶが、最早シンの耳には入っていない。
ステラはネオが死んだと思って泣く。
スティングは戦況不利のため退こうとするが、ムラサメ3機の前に爆散。
それを見たステラはさらに発狂、泣き叫びながら地を焼く。シンの「やめるんだステラーっ!」の声も届かない。
そこへキラが来襲、デストロイへ撃ちかかるが弾かれる。飛び退いたキラにシンが「やめろおおっ! 知らない癖に、あれは、あれはっ!」と叫びつつ斬りかかる。その声にミネルバ一同ははっとなる。…レイ、頼むからそこで一人だけ既に知っていたような顔で振り向くのはやめてくれ。
「ステラ、ステラ! 俺だ、シンだよ!」と叫びながらシンはデストロイの砲の間を縫って、今度はサーベルを構えずに近づく。それに怯えて指からビームを放とうとするステラ。
「大丈夫だ、ステラ! 君は死なない! 君は俺が、俺が守るからぁっ!」
守る、という言葉にシンを思い出すステラ。「シン…」と呟いて微笑み、伸ばしていた攻撃の腕を、下げる。
そして、何故かステラが幽体離脱し、同じく幽体離脱したシンと裸で抱き合う。でもそれは、多分シンのイメージの中のことなのだろう。
物音にステラが我に返ると、そこには、コックピットの合間からインパルスが、そして事態が読めず立ち尽くしていたフリーダムの機影がさらに後ろに見えて、「ネオを殺した敵」であるフリーダムがステラを再びパニックに陥らせてしまう。
うーん、こうして見るとちゃんとフリーダムも悪く見えます、ね?

再び地を焼こうとするデストロイに、タリアはトリスタンを撃つことを決める。射線軸にはインパルスがいるような気もするが、そんなこと構っていられる事態ではない。ま、正しい判断かと。誤射もあり、ってか?
シンはデストロイの砲ど真ん前に陣取ってステラに呼びかける、それでもステラはもう止まらない。撃つ寸前、フリーダムがデストロイを倒し、デストロイは爆発、戦いは終わる。


地上に降りたマリューさんはネオの顔を確認して激しい衝撃を受ける。ムウにあまりにも似ているから。
…いやぶっちゃけ、皆顔は似てますけどね。先日はタリアとカガリとレイの区別も髪でしかないことが発覚しましたし。寧ろこれだけ髪の伸びているネオをマリューさんが判別できるのが不思議。いやいや。


一方、シンは絶命寸前のステラを抱いている。ステラの胸元には、あの貝殻に糸が通されてペンダントに。誰がしたのか…もしかしてネオですか?

ステラは息が絶える前に、再び目を開き、シンの名を呼ぶ。そして、「…すき……」と言って、シンの腕の中で息絶える。シンの絶叫は届かない。
妹を失ったときがシンの中で重なって、戦場で再び彼は絶叫する。


マユとステラは根本的に違う。ステラは自らの純粋な意志であるかどうかは別にして、相当な数の人を殺し、都市を壊滅させてきたのだ。それが許されることとはとても言えない。シンは、ステラが、そして自分が殺した沢山の人の痛みをも想像すべきだ。ゴミのように人を殺す、それは当然、殺されている側がいるのだから。
ネオが約束を守ってステラを戦場に出さなかったら? だがそうすればメンテナンスベッドなしに生きていけないステラが連合から見捨てられ、死は免れまい。
死ぬのは嫌、そんな言葉でステラを操っていたネオにしても、所詮は駒に過ぎない。この後キラとネオとはシンから怨みを買う身になるのだろうが、それも含めて運命だということになるのか。
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by gil-mendel | 2005-05-29 00:33 | seed-destiny



議長至上主義。黒くて結構!
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