ちっちゃな種が暮らしいい。

phase-18「突破できたら知らせてもらおうか」

本編よりも予告が衝撃的だった今回。ついに議長が、何よりミーア@ピンクザクが来る!(笑)やばいよやばいよ!

それはともかくとして、今週は「ローエングリンを討て!」で、ガルナハン攻略を行う回。やたら後味が悪かったのは私だけなのだろうか。

ミネルバとラドル隊が渓谷を往き、その途中で地元のレジスタンスであるコニールを予定地点で収容。彼女をミネルバブリーフィングルームに招いて行われる作戦会議だが…ちと遅くありませんかね。普通もう少し前にやっておくんじゃないかとつくづく思う。かなり直前まで作戦が決まらなかった、という雰囲気もないし。
立ち上がって敬礼する、それがレイ→ルナマリア→シンなのが可笑しい。性格よく出てます。シン、コニールに「子どもじゃん」ってあんた失礼だね。本人目の前にして言うところがさらにガキだよあんたがね。怒らせるべき相手じゃないだろ?
作戦説明するアスランに対してシンがいちいち突っかかり、ルナマリアとレイが呆れて心配し、アスランが叱ったり煽てたり落としたりしつつ重要な役目をシンに任せるのが妙に笑えた。「突破できたら知らせてもらおうか」って、いいねえ。今度言ってみよう。

コニールがローエングリンゲートを潰してほしい理由を語る、けれどそれはよく考えれば、ザフトが前回ローエングリンゲートを潰そうとしなければ起らなかった殺戮であるとも言える。
これ以上殺されないように殺すと、そういう思いにだがどうしても、馴染めない。

そのコニールをアスランが連れていこうとしたとき、ルナマリアが来て「ちゃんと乗せて言うこと聞かせて」という、それに対してアスランが言うのが結構いい。
「そんなんじゃないよ、扱うとか」
「下手くそなんだよ、色々と…悪い奴じゃない」
何だかんだ言ってぶつかってくるシンに対して、兄的な視点で見ているような感じだ。アスラン自身他人と上手くつきあえる方ではないから、やや重ねている面もあるのだろう。
しっかしそのあと、「俺もあんまり上手い方じゃないけどね、人付き合いとか」って、ルナマリアじゃないが「予防線張られた?」と思いますな。女難回避してくれよ頼むから。「さあ」じゃないだろよ、レイよ。そしてレイとルナマリアが並ぶと…女の子二人にしか見えないのは何故だろう。

作戦は分解状態のインパルスが坑道を抜けてローエングリンゲートの間近に現れて叩く。他の部隊は正面で敵MAを惹き付ける、と。
「MSなら無理でもインパルスなら抜けられる。データどおりに飛べばいい」って…そうですかそういう風に合体設定を裏返して使ってきますか。「そういう問題じゃないだろこれはぁ!」って叫ぶシンが可笑しくて可笑しくて大笑いさせていただきました。
でも坑道が真っ暗なのは当たり前だろうよ、シン。
「くっそお! なーにがお前にならできると思っただあの野郎! 自分でやりたくなかっただけじゃないのかあ?! やってやるさちくしょおぉっ!」
面白すぎ単純すぎ。そのガキっぽさがシンだよね。

一方正面からローエングリンゲートに向かうミネルバ一行。タンホイザー起動に際して「街を吹き飛ばさないでよ」と付け加えるタリアが好き。そして密かにちゃんとウムラウトしていたタンホイザーの表記にうけた。他は英語なのに。
それにしても、地球上で陽電子砲を撃つのは環境上いいんですかね。
そして今回ミネルバは空を飛んでいたわけだが…いっそのこと航海するより空を飛んでいった方が速くないのだろうか?

ローエングリンゲート陥落の戦いは、シンの残虐性を滲ませたものとなった。敵MSを砲台に放り込んでそれをずたずたに撃って砲台もろとも爆破。
一方ガルナハンでは連邦軍に対する市民の報復、無抵抗の人を鉄パイプで殴りつけ地に伏せた人の背を撃って「連合は皆殺しだ」と歓喜する人々。
この描写にひどく違和感が、吐き気がしたのは私だけだろうか。異化作用が強く働いているように思う、戦果を讃える音楽とあいまって。
殺戮はあらゆるかたちで繰り返すのだと、まるで笑われているかのように。

街の広場に立つインパルスとセイバー、人々の歓喜に応えつつ降り立つシンの顔は、ひどく幼く嬉しそうだ…自分の手が血に染まっていることなど欠片も気にしていないかのように。彼には報復という文字はあっても後悔という文字はまだないのかもしれない。
それを少し微笑んで見遣るアスラン、彼が次に視線をくれる先には後ろ手に縛られて後頭部を撃ち抜かれていく連合軍兵士がいる。眉根を寄せるアスランには、勝利ということのもう一つの意味が分かっているのだろう。それでもそこから抜け出すことは、出来ないのだ。アスランは既に選んでしまった、その立場を、力を。
「作戦、成功でしたね」とシンに言われ、辺りを見回して歓喜に満ちたガルナハンの人々を見て漸く「…ああ、大成功だな」とアスランが言う。やりきれないと思うのは、何故だろう。
それに比してシンは戦闘の勝利のごく一面しか見えていない。やたら明るく、アスランに指まで立ててみせる始末だ。誉められてにこにこしているところもとても子どもだ。
街から去っていこうとする二人の表情がとても対照的だ。
アスランの表情にはやりきれなさが拭えない、一方シンは人々に讃えられ見送られてとても嬉しそうだ。シンには世界は黒か白しかないのだろう。一瞬で反転するとも、多様な色がありその様々な混合があるとも知らない、子ども。子どもだからシンは平気で残虐にもなれる。
やや上空を誇らしげに見上げるインパルスが、シンそのもののようだ。
人はもっと複雑で、世界はもっと入り組んでいて、痛みは誰にもあって、思いはもっと錯綜しているのだと、いつか気付くとき、シンは少し成長していくのだろうか。
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by gil-mendel | 2005-02-19 20:07 | seed-destiny
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議長至上主義。黒くて結構!
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