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ちっちゃな種が暮らしいい。

phase-17「一体どこの狸が考えた作戦かしら」

17話戦士の条件。台詞のない議長とレイに妙に存在感のあった回だった・・・・。しかしミーアのコンサート、何だアレは。イメージ変わりすぎだよ議長! つうかあんたの趣味はああいうのかい!?

それはともかくとして、いきなり世界情勢の解説からスタート。総集編じゃないはず!と身構えてしまった。「いいえ姫、争いがなくならぬから力が必要なのです」がもう一度聞けてよかったとしよう。
「力」をどう捉えるかが主題の今回、議長の台詞を持ってきたのは良かったと思う。うん。
しかしあのユニウス7落とし、Break the Worldって後に呼ばれる訳ですか。独創性のない呼び名だ。

さて、スカンジナビア王国に匿われているというAA。
ミーアコンサートを眺めている面々の様子からすると、既にミーアについてやや知っているといった風。そしてラクス、「皆さん元気で楽しそうですわ」って、どうしてそんなに晴れやかな顔をしていられるのだ・・・わからん奴。
カガリとラクスの台詞から判断するに、プラント側は情報統制を行っているからなのかどうか、混乱も表面化せずミーアのコンサートばかりが放映されるような落ち着いた状況。地球連合軍側は、南アフリカ共同体やユーラシア西側地域等で混乱が起っている模様。カガリが「変」だというのも頷ける。
「勇敢なるザフト軍兵士の皆さ~ん! 平和のため、私たちも頑張りま~すぅ!」・・・・全くどこのラクスだよあんたはよ。偽者だと気付かないコーディネイターの皆さん、一体何がコーディネイトされてるんですかね。
議長とプラントについて考えるAA諸君。
「プラントの姿勢は真摯だったわ」というマリューさん、「連合国が莫迦よ」と吐き捨てるそこが好き。議長について「市民から議会から皆宥めて、最小限の防衛戦を行っただけ。どう見ても悪い人じゃないわ・・・そこだけ聞けば」といいつつ、ラクス暗殺について疑念を残す。
キラは「僕には信じられない、そのデュランダルって人が・・・・皆を騙してる」と主張、地球軍を討ちザフトに味方するというマリューさん(+虎?)に反対。
でもカガリ、「アスランが戻ればもう少しプラントのことも何か分かると思うんだが」って、あれから連絡取ってないのにどうしてAAがこんなとこにいるってアスランが知る事が出来ると思うんだろうか。ちと無理がありませんか?
・・・で? 議長、ミーアコンサートを見てその笑みは何ですか。策謀が順調に進んでいるの、そんなに嬉しいですかそうですか。

場面変わってミネルバ、マハムール基地に入港。
ヨウランとヴィーノって面白すぎ。ミーアネタバらしありがとうございます。アスランとラクスの婚約解消ってプラント内に知られてなかったのか? ケーブル2、3本切るってのは今後の伏線ですか、お二人さんよ。そしてやはりラクスとミーアの違いは胸なのか・・・・はぁ。
議長、ポスターとか売って儲けてるんですかね、きっと胸と腰強調のやつ。

アスランは「アスラン隊長」呼びされて非常に普通に受け流し、ヨウランとヴィーノをからかって遊んでいますかもしかして。
レイは地道にセンサー帯域変更を依頼してチェック。真面目じゃん? ていうか地球上で不利なザクでそれだけの努力をしているところ、ひたむきな感じ。他の機体をもらった方がいいんじゃないですかね、本気でさ。

入港してすぐ基地司令官ヨアヒム・ラドルたちに面会するタリア艦長、アーサー副長、アスラン。アスランの名前を聞いて「クルーゼ隊の・・・」とかざわめく基地側。ええい、そんなところで私語をする奴なんぞ軍隊に不要じゃっ!!! 黙らんか!
珈琲豆だけはいいのがある・・・って、これは美味しい珈琲を求めて虎がやってくる伏線か?(ありえねえよ!)

シンルナレイ、三人で歩きながら会話はほとんどルナとシン。常にこんな感じなんだろうな、この三人。アスランに対する態度がガキだと言われて「関係ないだろ」と一人で去っていくシン、あんたそれやったら余計にガキだよ?
だがレイ、何故そこで僅かに微笑んでAパート終わりなんだ!! 何か言え何か!!! 黙って変に笑うなんて、あんたまで黒幕化一直線なのか?!

美味しい珈琲を頂きつつ司令官と戦況について話し合うタリア、アーサー、アスラン。アーサーは省いた方がいいくらい・・・・驚くことしか役割を与えられていない彼に、乾杯。
ガルナハンの攻略有効性が示され、それがかなり困難でかつ議長命令に従えばその道を開くしかないということが明らかにされる。
タリアが「私たちにそんな道づくりをさせようなんて、一体何処の狸が考えた作戦かしらねえ」と言う、そこに被るチェスをする議長。進めた駒はポーンですか? 手駒と思ったミネルバさえ、議長にとってはポーン(歩)でしかないというのかよ。ま、ポーンはチェスの魂ではありますけれどね。そして最終ラインでクイーンになれる駒でもあるが、ギャンビットの手段でもある訳だ・・・・ふっ、議長。あんたは所詮、狸だよ。

空を見上げて議長、カガリ、キラとラクスを思い描くアスラン。頭振ってる場合じゃないだろ?

そして今回のサービスシーン(なのか?)、ルナマリアのシャワーシーンとその横で姉のスカートを穿いてみようとしてウエストが合わず断念するメイリン。
「ザラ隊長の方が全然大人で格好いい」というメイリンに、女難の不安が募る。ついでに「あたしとひとつしか違わないんじゃなかったっけ、あの人って」といらんことに気付くルナマリア・・・頼むから女難で話を繋ぐのは止めてくれ。面倒だ!

夕暮れのミネルバの上、一人でいたシンに声を掛けるアスラン。軽く拒絶するシン。
「ほんっとうに突っかかるような言い方しかできない奴だなあ、君は」という溜息混じりのアスラン。「殴ったことも気に入らないか」って、そりゃそうでしょうよ。
「やってることめちゃくちゃじゃないですか、あなたは!」と突っかかるシン。直情径行というか単純というか、思ったことを口に出さずにいられないようで。

以下、今回のアスランの力に対する現在の思いが見えたので結構そのまま抜粋。
「オーブのオノゴロで家族を亡くしたと言ったな、君は」
「殺されたと言ったんです、アスハに」
「ああ、そう思っていたけりゃそれでもいいさ。だが、だから君は考えたというのか?あの時力があったなら、力を手に入れさえすればと」
「何でそんなこと言うんです」
「自分の非力さに泣いたことがある者は誰でもそう思うさ・・・・多分。
けど、その力を手にしたその時から、今度は自分が誰かを泣かせる者となる。それだけは、忘れるなよ。
俺たちはまたすぐ戦場に出る、その時にそれを忘れて勝手な理屈と正義でただ闇雲に力を振えば、それはただの破壊者だ。
・・・・・・そうじゃないんだろ、君は」
母を殺されやりきれない思いで力を手にし、再び何かが出来るはずとザフトのもとで力を手にした、流され気味のアスラン。けれど彼は、やはり組織の中にあってしか生きられない人間なのだろうと思う。力を手にすることによって誰かを泣かせることを分かってはいても、結局は組織の中で力を握るしかない。
でもシンは今まで、自分の力が振われることによりかつての自分のような者を生み出すことにすら気付いていなかった。それだからアスランの言葉がシンにやや届くのだ。

「俺たちは軍としての任務で出るんだ。喧嘩に行く訳じゃない」
これさえなけりゃアスランはまだまともだったと思う。所詮あんたもその程度の枠しか持っていない男だよ、アスラン! 力に方向付けをする枠が、所詮軍という組織でしかない、それがあんたの弱さだよ。

「それを忘れさえしなけりゃ確かに君は優秀なパイロットだ。・・・でなけりゃ、ただの莫迦だがな!」
はは。言ったよこの人。真実を最後に衝いてエンディングかい。いいね、そういうのもさ。
by gil-mendel | 2005-02-12 20:33 | seed-destiny
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議長至上主義。黒くて結構!

by gil-mendel
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