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ちっちゃな種が暮らしいい。

私は結果だよ、だから知る!

そろそろ書いてもいいですかね。一応ネタバレに当たるのでしょうから、適度に回避してください。





特殊設定森田繁氏の解説、来ていましたね。
やっぱり議長は第1話からやってくれていましたよ! アーモリーワンの強奪からずっと議長の掌の上だった、もうやったねとしか言いようがありません。
真っ黒議長至上主義者としては、嬉しくて嬉しくて仕方がない。
このまま議長の掌の上の世界を…と願ったりもしますが、やはり物語として大団円で終わらせるためには議長が牙を剥き謀が露呈され尽くして討たれねばならないのでしょう。
議長の掌の上を堪能させてくれてありがとう。もうそれでいいです。
本当はもっと解いてほしいものがあった、ミネルバにもっと描写が欲しかった、無駄な尺を使わずに掘り下げるべき関係がもっとあった、描写さえ省かれる軽い死とそうでない不死の生の間の重さの違いを埋めて欲しかった、語られるべき物語が幾つもあった、旧作キャラに都合の良すぎる展開がありすぎた、そうつくづつ思いはしますけれども。
でもせめて、ラスボス議長をとはいいませんからレイくらいは幸せにしてやってくれませんかね? ああ、でもレイにとってのBAD ENDは大切な人のこれ以上の喪失なのでしたね…。
少なくともシンくらいには幸せな結末を願いたいと思います。仮にも主人公なのですから。


しかし、議長の思いがラウとかくも重なっているとは。
欲望=悪、欲望が戦争を起こす、だから欲望の権化であるロゴスを叩く。だから人が欲望を生み出さぬよう、デスティニープランを実施する。
それは欲望の果てに自分を生み出した世界を許し難く思い、その欲望の果てに人類が世界を滅ぼすのならそれをも構わぬとして後押ししようとしたラウと、議長の思考はひたすらに近い。
欲望が人をして互いの身を喰い合わせ、戦争を生み出す、それは事実の確かに一つの側面ではある。戦争を欲望だと言い切るにはそんなに世界は単純ではないが、しかしそういう側面は確かにあり、それは大きい。
何故戦争はなくならないのか、それは人がよりよく生きたいと願う欲望のためだと答えるとするならば、結局万民の万民に対する闘争は根絶しがたいという結論をこの物語は出そうとするのだろうか? あるいは、欲望が希望という名を借りてあるならば、希望が自由と正義という双頭の仮面を被るならば、人が人に対する抑圧を行なうことは許されると?


いずれにせよ、あと数話。
行く末を、見守りたく思っています。議長の、シンの、レイの、タリアの、ルナマリアの、アスランの。
by gil-mendel | 2005-09-10 11:21 | deliramentum
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議長至上主義。黒くて結構!

by gil-mendel
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