ちっちゃな種が暮らしいい。

phase-30「どんな生命でも、生きられるのなら、生きたいだろう」

議長、指示はやはり基本的にレイを通じて出してたんですね。
今回はステラ可哀想だよステラ!と、レイどうしたレイ!を叫んでみたいと思う。あんまりだよ、ステラ…。そしてレイ、生きろ! ついでにアスランもな。キラは取り敢えず、ここからいなくなれーーっ!!!!


第30話刹那の夢。一瞬出逢った、そのあわいに見た夢なのか。


この辺りは恒例となった感のある、修理中のミネルバ艦橋にて、タリアとアーサー、マリクにバート、メイリン。
自室で落ち込んでいるアスランはハブですか。まあ正しい判断だろうけどね。
まともに残ったのは結局インパルスだけ。てか、レイザクは中破で済んでいるんですか? あれで? セイバーは細切れになってたけど…あれも全部引き上げたのか?
「毎度毎度後味の悪い戦闘だわ。敗退した訳でもないのに」とタリアさん。
腹立たしげに言うその気持ち、分かりますぜ。全く以て、AAめ!


さてその海の底のAAでは、オーブ軍脱走兵と思われるアマギ一尉他ざっと100人ばかりのオーブ兵が押し掛けて、ブリッジは妙に手狭に。残りのムラサメもかなり持ってきているみたいで…てか乗ってきたのか。
えーと、まずどうやってオーブ軍の一部がAAまで辿り着いたのか尋ねていいですかね。誰がどうやって連絡を取ったんだ全く!
ユウナはどうしたユウナは。どこぞの海に沈めて来たんじゃなきゃ一緒にくっついていておかしくないんだが…数週間後にはオーブにちゃっかり戻ってたりするんだろうか。それとも本気でAAで便所掃除…なわけないだろうな、幾ら何でも。
トダカの最後の言葉を伝え、「ですがトダカ一佐と我らの苦渋をどうかお分かり下さいますのなら、こののちは我らもAAとともに、…どうか!」とAA入りを申し出るアマギ。
それに対してカガリが泣く、「私が愚かだったばかりに、非力だったばかりに、オーブの大事な、心あるものたちを…っ!」。
愚かとは何のことを指しているのだろう、自分の何が愚かだったとカガリは思っているのだろう。非力なのはいつものことだが、愚かと非力は意味が違う。分かって言っているのだろうか?
オーブ兵たちもつられて泣いているんだが、正直、国を抜けてAAにいること自体も相当愚かだと思うのだがどうだろう。クーデターに遭って亡命中とかいうわけではないのだから。オーブに戻って自らの非を国民の前に明らかにし、再度オーブを立て直しては如何でしょうかね、カガリ。

だがそこへ、キラが近づく。
「何をどうしたらいいのかは分からない。多分、ザフトを撃っても駄目だし、地球軍を撃っても駄目だ。そんなことはもうさんざんやってきたんですから。だから、憎しみがとまらない、戦いが終わらない。僕たちも戦いつづけるから、本当は駄目なのかもしれない。僕たちは多分みんな、きっとプラントも地球も、幸せに暮らせる世界が欲しいだけなんです」
…え? 何か心を打たれるような台詞言ったか? 相変わらずAAに指針がないってぶっちゃけただけじゃんか。「ザフトを撃っても駄目」なら戦争の場に出てくるんじゃねえっ! お前が一番撃ってるんだよキラ! 寝言言っていないでそのまま沈んどけっての!
なのにこれに対してアマギが「キラ様」発言+総員敬礼。
…………読めた。オーブに帰っても首長はキラが務めるってことか。その下地だってことかよ。
うわ、本気でそんな国、住みたかないね!


ここで唐突なシャワーシーン。
誰だか分かり難かったがタリアさんでFAですよね?
一瞬本気で迷ったけど、髪を振り払ったときの表情が苦い顔をしたタリアさんだった、と思った。いつものあの髪型がないと誰だか分からんよ全く。
…てか、最初レイだと思って慌ててしまった。ああびっくりした。心臓に悪いわ、このアニメ。描き分けしてくれ、頼むから。


医務室のステラ。日に日に窶れていく様が、目元の隈だけで表わされていて怖い。えーと、人が窶れるときには肌が荒れたり血色が悪くなったり骨ばかりになったりしますから! ステラ、肌色良過ぎ!
その傍で貝殻を入れた瓶を見つめるシン。この瓶…インスタント珈琲の瓶みたいだ。
目を覚ましたステラが貝殻を見て、苦しいながらも少し笑う。
このままだともう長くない。


ミネルバ休憩室(?)にて、メイリンがヴィーノやヨウランとおしゃべりしているところに、包帯ルナマリアが。あれだけ爆発させてた割には、随分と元気じゃないの?
メイリン、姉の見舞いにも行かずに整備士と遊んでいたことが発覚。まあそういう子ですけどね。
「それよりアスランは? どうしてるか知らない?」
あらら。ハイネが死んで随分時間が経ったように思ったけど、初めてじゃないですかね、彼らが「さん」付けでなく呼んでいるのは。けど接着剤になったっていうより、今のアスランには正直きついかも。
そこへ現れるシン。
「派手にやられてたからね、フリーダムに。部屋でどーんと落ち込んでんじゃないの? あんま強くないよね、あの人。なーんであれでFAITHなんだか。昔は強かったってやつ?」
……シン、皆がどん引きしてるの分かってるか? そういう増長傾向は…いかんよ君。
「あんま強くないよね」が、人間として強くない、ダメージに弱いよねっていう意味に取れて、シンって結構分かってるかも、と思ったり。


さて、ネオはついに一人になってしまったスティングが眠るのを見つつ、ジブリールの言葉を思い出す。
「何のために戦うのか…、そんなことを考え始めたら終わりだな、俺たちは」
兵器に思考はいらない。喪った者を悼む感慨も要らない。


ステラのところへ向かおうとしていたシンは、医師とタリアの会話を立ち聞きしてしまう。
医師は、もう生死は時間の問題であり、データとしての価値がある内に延命を止めて、解剖したいとの考え。例えば釣った魚を弱らせてから捌くよりも、元気な内に捌いた方が美味しいと言うかのごとく。
タリアはそれに反対、評議会は生きたエクステンデッドが欲しいのであってデータが欲しいのではないと。延命措置を続けるようにと申し渡す。

正直、評議会側が何故生きたエクステンデッドを欲しいのかよく分からんのですが。
兵器として使うには弱りすぎていて明らかに無理。地球軍の悪逆を喧伝するための材料なら別に生きていなくてもよかろうに。
…まあ、息絶え絶えの少女が画面に大写しになる効果は、それはそれで大きいと言えるかも知れないがね。



夕暮れ、ダメージの酷いミネルバの舳先にて、アスランが佇む。
思い出すのは父とウズミ、議長、そしてキラ。…カガリの言葉も回想してやれよ。
そこへひょっこりシンが現れる。
シンに声を掛けて、でもそのあとが続けられないヘタレアスラン。自分を過信していたから、プライドが砕かれてしまって、立つ場所もない感じ。
シンはそんなアスランを見るに見かねて、というよりうじうじしているのに無性に腹が立って、追い打ちを掛ける。
「そうやって偉そうな顔したって、何もできなきゃおんなじです!」
「何だとっ」
「悪いのは全部地球軍なんだ、あんただって、それと戦うためにザフト軍に戻ってきたんでしょ!」(ここでステラ回想を一瞬)
「!」
「だったらもっと、しっかりしてくださいよ…」
追い打ち掛けたというか、尻を叩いたというか…、方向性間違ってるけどアスランにはこうして叩いてくれる人が必要なんだろうなあ。シンも悪意があって言っている訳じゃなさそうだし。
てかうじうじしてる暇があったら地球軍を叩くために強くなってくれよ、そうシンが思っているような、気がする。
でも、この台詞を受けてアスランが直ぐ心を入れ替えるかってと…いや、無理だな。割り切れない人ですから、色々と。


夜のミネルバ。シンとレイの部屋で、深夜にガイアのデータを検索するシン。
レイは眠っていたが、音で目覚め、シンが検索しているものを知る。
「何をしている」
うぉ? クルーゼ隊長並の声でしたよ今。シンでなくたってびびるぞ。
シンさあ、明らかにレイの場所からガイアデータ見えてるって。「何でもないよ」じゃないだろ?
それにレイが「そうか」って言って寝たふりをしたからって、気付けよ!


同じ夜のさらに遅く、ステラの眠る医務室へ現れたシンは看護師さんを殴ってステラをストレッチャーごと連れ出す。
女の人のお腹を殴るのは拙いぞ。妊娠してたらどうする。
シンがステラに声を掛けると、ステラは「ネオ…? あ、シン…」と呟く。
ステラの心のよりどころはやっぱりネオなんだろうなあ。
シンが「俺は約束を守るさ…ステラを、守る」と話しかける。
でもそれが、本当に守るということなのだろうかと、もっとよりよい解があったのではないかと、思われてならない。


シンはストレッチャーに乗せたステラを連れて、格納庫へ。しかし警護の兵に発見される。急いでエレベーターを開けようとしたが動かず、焦っているとうめき声が。見ると、何とレイが銃を持った警護兵を素手で殴り倒していた。驚いたがとりあえずシンも手近な兵を殴り倒す。
レイ、あの細腕で強すぎ…。アカデミー首席卒業は伊達じゃないってことか。
一般兵が後ろで二人ほど見ていたが、レイの強さにただ傍観。
「返すのか」レイがシンに静かに問いかける。だが、軍紀に忠実なレイが目の前でしたことにシンはまだ唖然としていて、「あ、ああ」としか答えられない。
「このままじゃ、死んでしまう。そのあとも、実験動物みたいに…俺は、そんなの!」
そう言いながらエレベーターの中へストレッチャーを運び入れ、ドアを閉めるボタンを押した。なのにその閉まるドアを押しとどめた手があった。レイの手だった。
「お前は、戻ってくるんだな」
「当たり前だ!」
「なら急げ、ゲートは俺が開けてやる」
「え?」
何を思ってレイがそんなことを言い出すのか、シンには分からなかった。レイはふっと、顔を背けた。
「…どんな生命でも、生きられるのなら、生きたいだろう」
そのまま、ドアは閉まった。


シンはステラをインパルスコックピットに運び入れる。
レイは制御室にて幾人かまた殴り倒し、インパルス発進を準備する。
どうもこの部屋は以前レイが何かデータを読み込ませていた部屋のようだが…ううむ。
制御室は恐らくミネルバ中枢、そこを内側からロックして発進作業を行なうレイ。ほぼ無言で作業するのがレイらしい。いやどうなんだそれは。
準備を終えて「いいぞ、シン」と声を掛けると、シンが小声で「行くよ」と答えるのが笑えた。大声だと聞こえるってか?
まあインパルスが発進してしまえば当然タリアにも分かる訳で。

一方、作業を終えたレイはドアロックを解除し、両脇を警護兵に拘束されて連れ出される。「…レイだぞ」というどよめきが起きるが、その中を顔を上げて歩いていく、そこには強い決意だけがあって。
様子を見に来ていたアスランとルナマリアだが、アスランは気になってその後を着いていく。


艦長室でタリアは軍本部と交信していた。かなり怒りモード。
「ええそう、仕方ないでしょ! こちらには今追える機体がないんだから!」
そこへ、レイと警護兵、それにアスランが入室。
「悪いけどアスランはいいわ。下がって」
ぴしりとはねつけたタリアの声に、アスランはすごすごと退出。同様に警護兵も退出させ、レイと二人きりに。
いらない子モードのアスランがちょっとだけ可哀想に。ええと、艦長が君を退出させたのは、レイの特異な立場上の問題があってのことなんだが、今の君にそれは分からないだろうし、辛く響くよね。ま、タリアさんが苛ついてるのは仕方ないこととして。

「追撃などしなくとも、シンは戻ってきます」
そう静かに言うレイに、タリアは憤りを抑えきれない。
「どういうこと、レイ。これもあの人からの指示かしら?」
「今回のことは私の一存です。通常の処分をお願いいたします」
レイは議長指示を否定、自らへの処分を求める。
「シンは彼女を返しに行っただけです、必ず戻ります」
戻ってくる、そうシンが約束したことにレイは欠片も懸念を抱いてはいない。
艦長室の外ではアスランが待っている、一応直属の上司ではあるしね。そこへルナマリアが心配げにやってくる。でも、彼らにできることは、何もない。


その頃、シンはガイアの識別コードを使って地球軍に呼びかけていた。
ネオは理由が分からないながらも応答を命じる。
それにシンが呼びかける、「ネオへ。ステラが待ってる。ポイントS228へ一人で迎えに来てくれ」。
どうして地球軍の中にネオという名の人物がいると判断したのか今ひとつ不明だが、ま、いいか。


ネオはウィンダム単機で発進、指定ポイントへ。…あれ? ここ、アスランとキラ、カガリにミリアリアが会っていた場所じゃなかったっけか? この辺の待ち合わせポイントといったらここしかないのかよ。ハチ公前みたいなもんですかね。
曇り空の下の夜明け、インパルスの中でシンとステラがネオを待っていると、そこへウィンダムが。
「来たぞ、ネオ・ロアノークだ! 約束通り一人だぞ!」
インパルスからステラを抱きかかえて降りるシン。…毎回思うんだが、皆器用だよね。普通片手に綱、片手に人間を抱えてじゃ、絶対バランス崩すって。
窶れたステラを抱き締めて、シンが絶叫する。
「死なせたくないから帰すんだ! だから絶対に約束してくれ! 決して戦争とか、MSとか、そんな死ぬようなこととは絶対遠い、優しくて、暖かい世界へ彼女を帰すって!」
「約束、するよ」
そう答えたネオに、それでも安堵して、シンはステラを引き渡す。
「ありがとうと、言っておこうかな」
「別にそんなのはどうでもいい、でも、さっき言ったことは!」
「わかってるよ、じゃ」
「待て!」
瓶に入った桜貝を、シンはネオに渡す。
「ステラがくれたんだ、ステラ、これが好きで、だから」
「シン」
「忘れないで、ステラ。俺、忘れないで」


ステラの身体は既に兵器なのだ。
地球軍と離れては生きてはいられない、それなのに、戦争とは遠い場所で生きていて欲しいと願うのは、無理なことなのだ。
シンはそれを分かっていないのか、考えたくないだけなのか。
優しくて暖かい世界、そんなものは幻だと、いうのに。あるいは、死後の世界、もしあるとするならばだけれど、そこでしか平安はないというのに。
兵器として生き、死ぬ以外に、ステラにとっての平安はないのだと思うと、ステラもシンも、哀れで仕方がない。



今回を振り返って、やたら活躍していたのはレイ。
議長からの指示ではなくシンを擁護し、重い言葉を呟いていた。
だが、評議会がステラを生体のまま提供しろと要求していたのなら、それに背くのは議長に背くことでもあるだろうに。議長に背いてでも救いたい命だったのか。時間がなくて省かれたという、ステラとレイのエピソードが欲しいと思う。
艦長に「通常の処分をお願いします」と言っているが、今回レイとシンのしたことは軍紀逸脱にもほどがある。最悪銃殺刑になってもおかしくはないだろう。
ステラに自分を、もしかしたらラウをも重ねたか。
「生きられるのなら生きたい」。生きられなかった人がいた、から。例えばラウとか、もしかしたら、レイ自身とか。
「戻ってくるんだな」に、何故かレイから見たラウを重ねた。ラウは、戻ってくるとは言わなかったろうから。


それにしても、以前のロドニアラボ潜入は少なくともレイを通じた議長の指示だったと明示された訳だが…議長はレイのトラウマを知っていて行かせたなら、結構酷いかもしれん。議長真っ黒だよ議長!
当ブログ的には大変喜ばしいことですが、またもや議長真っ黒度が上がりました。29話でへたれだと思った記憶が懐かしい。
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by gil-mendel | 2005-05-15 09:33 | seed-destiny
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議長至上主義。黒くて結構!
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